ファイバーコアって何? - かつらやま歯科 歯科マメ知識

かつらやま歯科 歯科マメ知識

2017/11/26
ファイバーコアって何?

こんにちは、歯科衛生士の桑村です。 もし、大きな虫歯ができてしまい、歯の神経をやむなくおとりしなけてはならなくなった場合、細菌に侵された神経をおとりし、根の中をキレイにします。 根の中にお薬をきっちりと詰めて根の治療は終了します。 さて今回は、その後の治療についてお話ししたいと思います。 根の下半分(根っこの部分)だけが残された歯を大切に大切に残す為には、 まず根を補強しなくてはなりません。神経をおとりした歯は、神経のある歯に比べて格段と弱くなり、枯れ木のような状態となります。その歯を噛む力に耐えられるよう補強しなくてはなりません。そこで歯の根の部分に芯棒を入れて土台作りをします。 では、土台の材料についてお話しします。 従来、土台の材料には金属が使われてきました。金属の土台はたいへん丈夫で 耐久性に優れています。しかし、強い力が加わった時に歯と一緒にたわんでくれず、歯にくさびのような働きをしてしまい、根を縦に割ってしまう事があるのです。ひびの入った根は抜歯に至ってしまいます。これが金属の土台のデメリットであります。そこで新たに登場したのがファイバーコアです! これは、セラミックで作られた土台です。ファイバーコアは象牙質(歯の根の部分)と同程度の硬さと弾性を持ちます。強い力が加わるとうまい具合にたわみ、元に戻る事ができます。天然歯に近い状態になることができます。 その為、ファイバーコアを芯棒に使うと歯の根の破折を予防することができます。 015668CD-C77A-429C-BF79-7F7153E35B63.jpeg ファイバーコアを土台に使うもうひとつのメリットは仕上がりです。 E5C4EAC2-6318-42A8-B328-6B28AF83BA13.jpeg 金属の土台に硬質レジン前装冠(保険の被せ物)を被せた場合(左の写真)と ファイバーコアにオールセラミッククラウン(自費の被せ物)を被せた場合(右の写真)です。 土台に金属が使われると時間が経つにつれて、メタルタトゥーと呼ばれる 歯ぐきの変色が起きることがあります。 ファイバーコアを使うとこの変色を心配せず、天然歯に近い状態に仕上げる事ができます。 見えない部分だから金属でいいかな...とついつい思われてしまいがちな土台。 実は、歯を大切に残す為には、土台がとっても重要な役割をしているのです。 分からない事、不安な事は何でもご相談ください。 歯を大切に残す為にみなさんの力になりたいと思います。

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