歯科の豆知識

オールセラミック

こんにちは^_^

かつらやま歯科医院の豆知識のページへようこそヽ(*´∀`)

歯科技工士 兼 助手の岡廻です!
今回は、オールセラミックについてお話しします。

ただ今、当院の各ユニットに以下のようなポスターを貼らせていただいています!

セラミックのジルコニアって一体どんな材料なんでしょう?

ジルコニアとは、酸化ジルコニウムを安定化させたセラミックで、宝飾品として知られるキュービックジルコニアとほぼ同じ成分で出来ています。強度としなやかさ、美しさを兼ね備えたセラミックの最高級ともいえる歯科材料です。

これから最高級セラミックと言われる優れた特性について説明します。

ジルコニアは、融点が2700℃と非常に高いため耐熱性セラミック材としても広く利用されています。ジルコニア(安定化ジルコ二ウム)は特殊な性質を持つファイン・セラミックで、純粋な酸化ジルコニウムよりも、強度や靭性などの機械的特性に優れていることで知られています。

 

1.金属よりも硬く、天然ダイヤに次ぐ、モース硬度があります。

歯科材料としてのジルコニアは、純粋な酸化ジルコニウムに、イットリア(Y2O3)等を加えて、結晶の構造を安定化させたものです。 ですから従来のセラミックの3倍以上、金属をも超えた、ダイヤモンドに近い強度を誇ります。

 

2.光の透過性が高いため、透明感のある審美的に優れた歯を作れます。

ジルコニアの優れた特徴の一つに、極めて破損しにくい点があげられますが、これにより、金属を内側に使用しなくても十分に対応出来る強さを持っているので、セラミックだけで透明感のある美しい歯を作ることが出来るのです。

 

3.今までのオールセラミックでは適応出来なかった症例でも、治療が可能になりました。

900~1300Mpaというセラミックとして最高の強度を持ち、透過性、 優れた生体親和性を有しています。 特に強度が優れているため、いままでのオールセラミックスでは適応できなかった症例 :インレー、アンレー、クラウンだけでなく臼歯部のブリッジ、インプラント等の治療が可能になりました。

 

4.曲げ強度、応圧に優れた極めて破損を起こしにくいセラミックです。

従来のセラミック(ガラスセラミック)は硬度が高いあまりに柔軟性に欠け、強すぎる力を加えるとその力を拡散させることができずに、欠けてしまう場合がありましたが、ジルコニアは破損の原因となる亀裂が伝わるのを、結晶構造の変化によって阻止します。

 

5.応力誘起相変体強化機構によって、クラックを自己修復する特徴があります。

ジルコニアが大きな力を受けると、結晶が体積膨張をしながら、構造を変化させます。
その際の体積膨張が、大きな力を受けて生じたクラックを押しつぶし、クラックの進展を防止するのが、ジルコニアの大きな特徴です。この特異なメカニズムは「応力誘起相変体強化機構」と呼ばれており、このメカニズムによって、ジルコニアの靭性(材質の粘り強さ、外力によって破壊されにくい性質)の高さが支えられています。

 

6.生体親和性が高く、体に優しい歯科材料です。

欧米では、その優れた強度と性質から「白いメタル」とも称されています。 歯科以外の分野では、ジルコニアはスペースシャトルの断熱保護材、高級外車、F1カーのブレーキ部分など、様々な用途に用いられています。また、医療用途としては、人工股関節の球状骨頭部などに、20年ほど前から使用されてきました。

これらの用途が示すように、ジルコニアは、過酷な条件下での耐久性、耐食性に非常に優れた材料であり、同時に、高い強度と生体親和性を持ち合わせた、優れた医療用のファイン・セラミックであるといえます。

 

7.金属アレルギーを起こさない、メタルフリーの治療が可能です。

耐熱性、耐久性、対腐食性が極めて高い材料なので、金属の裏打ちの必要がありません。生体親和性が高く、アレルギーの原因にもなりません。

金属イオンの影響がないので、長期間にわたる使用後も歯肉が黒く変色することがなく健全な状態のまま、審美性を保てます。

 

 

8、金属の三分の一の軽さ

土台になる歯、歯根、それを支える歯槽骨の負担をメタルの補綴物(被せ物)よりも、軽減することが出来ます。

 

以上、ジルコニアの特徴をご理解していただけましたか、。

最後に、私がジルコニアオールセラミックをお勧めするもう一つのポイントは(´∀`*)

極めて粒子が緊密に配列された結晶体の為、細菌バクテリア(プラーク)が定着しにくいです。言い換えれば、日々の歯磨きの時に気が付いていただけるとおもいますが、他の天然歯や保険のレジン歯に比べ汚れの付き方が全然違います。日々のお手入れが楽に、綺麗な、つるんとした歯の状態を保ち易く、汚れが付きにくいのです。細菌が繁殖しにくい清潔な歯を保つことにより、歯肉炎、歯周炎にかかるリスクを最小限におさえる事も出来るのです。