歯科の豆知識

セレック治療を受けませんか?~その8~

ようこそ、かつらやま歯科医院へ!

当院は「できる限り痛みの少ない、削らない、神経を残す」治療を目指しています。また成人の80%以上が羅患していると言われている歯周治療も得意としています。そして全体的な治療を行い、予防によって歯を守ることを目標に掲げています。そのためには、精密な治療、予防を行うことが重要で、当院にはマイクロスコープという歯を最大21倍まで拡大できる機器が3台完備されています。

 

前回から引き続きお伝えしている「セレック治療」今回が最終回です。今回は、セレック治療を受けた方のその後、をお伝えいたします。

ここで、実際に当院でセレック・セラミック治療を受けられた、田中順子(仮名)さんに登場していただきましょう。田中さんは小学生のころから、原因不明のじんましんに度々悩まされていました。その田中さんがある時、じんましんの原因は口腔内の金属かもしれない、と知り、当院へ治療を受けにいらっしゃったのです。

田中さんは、「もうこれ以上、じんましんで悩みたくない」という強い願いをお持ちでした。それだけ、小さいころからのじんましんに、原因不明のままずっと悩まされ続けてきたのです。そして、田中さんは実はご主人が外国の方です。ご主人から

「日本人は歯が汚い、口臭もある」

と言われ、その点も気にかかっていたそうです。「なんとか体調を

よくして、ぐっすり眠れるようになりたい」、「銀歯を気にせず、

思いっきり笑いたい」「日本人は歯が汚い、と言われないよう、白く美しい歯でいたい」そういった全ての思いから、当院での治療を希望されたのです。

田中さんの口腔内の状況を詳しく検査することから始め、田中さんの悩みを最も解決するのは、セレック・セラミック治療を中心としたメタルフリー治療(口腔内から銀歯などの金属を取り除く治療)だと考え、第一選択肢として提案しました。

そして、治療箇所を詳しく説明した後、全体の治療本数、その費用を説明しました。

田中さんは全部で銀歯が十四本入っていましたので、それを全てセレック・セラミックに変えるとなると、かなり高額な費用になります。普通だったら、治療をするかどうかかなり悩む金額です。しかし、田中さんの表情に迷いは一切ありませんでした。

「わかりました。先生お願いします。」

そう淡々とおっしゃる田中さんの声が、まだ耳に響いています。治療の判断基準として、「将来の健康」を選ばれた田中さんの凛とした姿がそこにありました。私も田中さんがそこまで決意されているのなら、なんとしてでも田中さんに真の健康を取り戻してもらいたい、これ以上、田中さんに不安な日々を過ごしてほしくない、田中さんに思いっきり笑顔で笑ってもらいたい、そのために全力でセレック・セラミック治療に取り組もう、と思ったのです。

それから約二年かけて、田中さんは全ての銀歯を、セレック・セラミックの白い歯に変えました。無事に治療を終えた田中さん。セレック・セラミック治療を終えて半年後、検診でいらしていただいた時の表情は、今でも忘れられません。初めてお会いした時とは別人のような満面の笑顔で、とっても嬉しそうにこうおっしゃいまいた。

「先生!本当に白くて、自分の歯みたいですね!」

「メタルフリー治療を終えて、小さいころからひどかった

じんましんが、全くではないが、出なくなりました!本当

に良くなって、とっても嬉しいです!」

「先生が集中力を持って、治療を行っていることがよくわ

かりました。技術が全然違いました。『匠のパワー』が感じ

られたのです!」

そして、話しているうちに、急に涙を流されたのです。

これまで体調不良で悩んでいたこと、辛かったことを思い出し、あまりの嬉しさに感極まってしまったのです。つい、私ももらい泣きをしてしまいました。歯科医師をやっていて本当に良かったなと思える瞬間です。

いかがでしょうか。歯の被せ物を選択するということは、時として、人生の豊かさや喜びまで失ってしまうことになるのです。そして、どんな治療を選択するかで、その豊かさ、喜びの質を取り戻せるかどうかが変わるのです。

私達の願いは、歯を守ることだけではなく、その先の生活の質を守りたいという想いで治療をしています。この章でご紹介したように、それぞれの治療に一長一短があります。大切なのはこれらを把握した上で決断をすることです。

その上で費用面を考えることが重要だと考えています。費用のことは、誰にとっても大切な問題です。しかし、「ただ安いから」というだけで治療方法を選ぶのではなく、「どうしたら自分の望む未来を実現できるのだろうか?」「自分の長期的な健康を守るためにベストな選択肢はどれだろうか」という視点でも、考えていただきたいのです。