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ブログBLOG

こわ~い糖化、ご存知ですか?

みなさんこんにちは!千葉市緑区あすみが丘にあるかつらやま歯科医院 歯科衛生士・食生活アドバイザー・歯科食育士の森田です。
 
「いくら歯磨きしてたってむし歯になる!もういや!」そんなお悩みをかかえた方はいらっしゃいませんか?
実は、歯磨きだけではむし歯は防げません。
 
虫歯は「細菌・宿主(唾液の質や量、歯の質など)・食習慣+時間」の原因が重なった時、初めてむし歯ができます。その中でも原因の割合は個々で異なり、菌が多い方、菌は少ないのに唾液が少ない方、食生活が乱れ、砂糖に摂取頻度が高い方・・・言い出したらきりがないほどです。
もちろん歯磨きによってプラークを除去することはとても大切なことですが、それだけでは「虫歯になってしまう」というわけです。
そこでご自身の口内環境(カリエスリスク)を知ることで、予防の近道を見つけましょう!
菌が少ないけれども唾液の量が少ない方が一生懸命、菌を減らす予防ばかりしていても当然遠回りですよね?
 
是非皆様も、今悪いところを全て洗い出し、その後はむし歯・歯周病にならないように予防するために、当院のデンタルドック(歯科総合精密検査)をお受けになりませんか?
 
「歯科医院は痛くなったらいくところ」という時代は変わりつつあります。
予防歯科にご興味があるかた、ぜひお問い合わせください(^^)♪
 
 
 
さて、全身の健康はお口の健康をつくり、お口の健康は全身の健康をつくります!そこで、正しく、楽しく、おいしく食べて健康を維持する「食」のお話を、数回にわたってお伝えしていきますね♪参考までにお読みいただければ光栄です。
前回、私からのお話で砂糖の恐怖についてお伝えしましたが、今回は砂糖だけならぬ、「糖化」についてお伝えします。
 
 
糖質は、私たちの身体の重要なエネルギー源です。おなかが空いて元気がなくなった時に炊き立ての白いご飯を食べるとみるみる力が湧いてきますね!
あの活力こそが、糖質が生むエネルギーです。その貴重な糖質が今回おはなしする「糖化」の原因になるなんて信じたくないですね。・・・しかし、過剰に摂取された「糖」は、血糖値を急上昇させ、私たちの身体を「糖化」つまり「老化」させます。
 
 
問題は体内に吸収されたブドウ糖(糖質)です。ブドウ糖はいったん肝臓に運ばれたのち、必要に応じてからだ中に運ばれます。そして細胞内のミトコンドリアという組織で脂質と水とともに、エネルギーを生む素材として消費されます。健康な人であれば吸収したブドウ糖の90%は消費されます。
 
 
すぐに消費されないブドウ糖は、肝臓や筋肉に蓄えられますが、更に多いと中性脂肪となって内臓などについていきます。
そして、余分な糖分は血液中に溶け出して体内をさまよいます。これが血糖値の高い状態です。血液はドロドロと何度が高まり、流れが悪くなります。これは、毛細血管を詰まらせ、たんぱく質を糖化させます。この高血糖状態が続くと、糖尿病を招き、糖化による老化を著しく進行させるのです。
 
糖質と、血管や皮膚のたんぱく質は結び付きやすい性質を持っています。いったん結び付いてしまうとこの糖化反応を起こし、「AGE(終末糖化物質)」という老化を早める物質がつくられてしまうからです。
 
そうすることでこんなことが起こってしまいます・・・!
 
シワ、乾燥、シミ、黄ぐすみなどの肌トラブル、糖尿病、がん、脳梗塞や心筋梗塞、アルツハイマー型認知症、高血圧、白内障、骨粗鬆症、歯周病な実にさまざまです。

 
このこわ~い糖化を起こす原因が糖の過剰摂取による血糖値の上昇と、そもそもAGEが多く含まれた食品の過剰摂取ですので、それらに注意が必要です。
次回の私のお話では、その予防方法について具体的にお伝えしていきます^^お楽しみに~♪
 
 
参考図書:<糖化>ストップで糖尿で糖尿が解消、肌も頭脳も若返る/栗原毅