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ブログBLOG

合っていない義歯我慢してつけていませんか~その3~

ようこそ、かつらやま歯科医院へ!
当院は千葉市緑区あすみが丘にある黄色い建物の歯医者さんです。「できる限り削らない、神経を取らない、そして痛みの少ない治療」を目指しています。セレック、CT,マイクロスコープなどの最新設備を取り入れ、また院内を流れるお水は全て治療用の殺菌水で、世界水準の院内感染対策にも力を入れています。
今回は「義歯の治療」についてお伝えする3回目です。前回から引き続き、部分入れ歯についてお伝えしています。部分入れ歯を作る時に、患者さんがまず迷うのが「保険の部分入れ歯にするか」「それとも自費にするか」だと思います。当院も患者さんから同じような質問をよく受けます。
私たちがそのような場合、「自費の義歯、つまり金属床の義歯の方がピッタリ合いますし、薄くて違和感も少ないですよ」とお伝えしています。それはなぜでしょうか?
保険の部分入れ歯はレジン床、それに対して代表的な自費の部分入れ歯は金属床です。実はこの材料の選択にこそ、仕上がりの精度にかかわる秘密が隠されているのです。
金属床を選ぶメリットは、薄くできて違和感が減ること、そして熱が伝わりやすいので食べ物の味を感じやすいことが最大のメリットですが、もう一つメリットがあります。金属床の部分入れ歯を作る場合、掛け金(クラスプ)から連結部、床までを同素材のメタルフレームとして一体成型することができます。保険の義歯のように、あとからクラスプをつけたり、右側と左側の入れ歯を連結させたりする必要がなく、設計通りの精巧な入れ歯が仕上がりやすいのです。
保険の義歯はその一方で、プラスチック製のレジン床でできていて、掛け金(クラスプ)はクラスプ、連結部は連結部で別々に作っておき、それを後で組み立てるので、微妙な差が出ることがあります。出来上がってすぐにはピタッと来ないことが普通で、調整を重ねながら仕上げていくことになります。
その一方で、金属床の場合、設計通りに成功にできたかどうかを、患者さんのお口に入れる前に模型でしっかりチェックすることができるので、患者さんお口の中に入れる時にはチェック済みで、その分調整も少なくて済むことが多いのです。「最初からピタッと合っている」と感じる方が自費の義歯の方に多いのはそのせいです。
更に付け加えると、入れ歯の仕上がりには、患者さんのお口の型鳥の精度がとても重要ですが、自費の義歯の場合は、精度の高い型取り剤(印象剤)を使っています。こうしたことも、自費の部分義歯の方が仕上がりの精度が高いことの一因になっているかもしれません。