歯科の豆知識

「医者は『口』を診ない、歯医者は『口』しか診ない」より

(相田歯科クリニック 院長 相田 能輝 著)

 今回は、最近刊行された本のご紹介です。「医者は『口』を診ない、歯医者は『口』しか診ない」というタイトルの本ですが、現在の医科と歯科の関係を象徴している興味深いタイトルです。副題として「医科歯科連携で医療は大きく変わる」と書かれています。そもそも内科、眼科、皮膚科などは同じ医学部の中で科が分かれていますが、医学部と歯学部は最初から学部が分かれています。それがそもそもの始まりなのか?現在、疾患があって内科にかかっても、医者は口を診ないので、その疾患が口腔内の汚れと関係があるとは気づかないようですし、歯医者は口しか診ないので、その患者様が他の疾患を抱えていて、それが歯科からくるものであっても、全身を診ないので、原因究明には結び付けられないようです。そんななか、全身の疾患と口腔内の疾患との関係に注目し、それを臨床に役立てている医師がいます。福岡県「みらいクリニック」院長今井一彰先生です。先生は「上流医療」を提案しています。「上流医療」を象徴するエピソードは、ホタテの養殖場のエピソードで、「河口域で美味しい牡蠣を育てるには、革の上流をきれいにしなければならない、そのために川の上流に木を植えた」という

話です。今井先生は人間の体の「鼻」と「口」が上流だとし、まず鼻と口をきれいにすることから全身を診る治療を考案したそうです。

大人の虫歯予防なぜ必要?

長年の酷使に耐えている大人の歯は、歯周病などによる歯茎の退縮、そして欠け・すり減りがあるうえ、神経の通っている管が細くなることで痛みも出にくく、リスク大!知らないうちに虫歯が進み、突然歯が折れることもあります。そうなる前に「おとなのむし歯予防」始めましょう!

麻酔後の痛みはなぜ起こる?

千葉市かつらやま歯科医院「歯の豆知識」へようこそ!歯の治療で麻酔の注射をしたあと、、針を刺したあたりが痛くなったり、歯が浮くような感じがしたりということはありませんか?これは、決して注射の仕方が下手だった、ということではありません(笑)歯科治療で麻酔をすると、針を刺した傷にばい菌が入り、軽い炎症が起きることがあります。通常は数日で消えますので、ご安心ください。歯科の注射は、他科に比べてとても難しいということをご存知ですか?歯科の注射はピンとはった歯ぐきに駐車をします。ピンとはっている歯ぐきは、皮膚に余裕がない分、圧迫感を感じやすいのです。当院では、麻酔の際の痛みを少しでも軽減するため、表面麻酔を行ったり、ハイテク電動注射器を用いて薬剤の注入の速さをコントロールしております。「痛みの少ない」治療に取り組んでおりますので、ご安心ください。

新し被せものの後の違和感はなぜ?

新しいカ被せ物が入った時に違和感を感じる方は多いと思います。歯の間に物が詰まった時のように「キツい」と感じたり、また「少し高すぎる」と感じることもよくありますよね。まず「キツさ」についてですが、これは歯と歯の間に隙間があると食べ物がつまり不衛生ですので、当院では意識的にキツめに仕上げます。わざときつめに作って大丈夫かな、と思われるかもしれませんが、これが大丈夫なんです。通常は1~2日もすれば気にならなくなります。もう一つの違和感「少し高い感じがする」ということですが、これは最終的な被せものの素材が大きく関係しています。クラウンやブリッジなどの被せものを入れる治療では、最終的な被せ物を入れるまで、仮歯を入れます。この仮歯は柔らかいプラスチックで出来ています。その仮歯になれたあとに、最終的な被せ物である金属やセラミックを入れると、その硬さのため「被せ物が高い感じがする」という違和感を感じがちなのです。これも、通常は1~2週間すると慣れてきます。それ以降も違和感が続くようなら調整をおすすめしますので、その時はご連絡ください。

口臭が原因でガンになる!?

~口臭が原因でガンになる!?~    

 「歯がいい人はボケにくい」P71に「口臭が原因でガンになる!?」という見出しの章があります。口臭は人を不快にさせるだけで自分に健康被害はないと思っている人が多いのですが、研究によれば口臭が何らかの影響を体に与えることは間違いなく、細胞の死滅を引き起こすこともある、と書かれています。口臭予防はガン予防にもなるようです。

歯根治療の後の痛みと腫れ

千葉市かつらやま歯科医院「歯の豆知識」へようこそ!今日は歯根治療の後の痛みと腫れの原因についてお話します。治療する前は大して痛くなかったのに、神経を取る治療を始めたら猛烈な痛みと腫れが起きたとき、治療が失敗したのかな?と不安になりますよね。これは、どんなに腕のいい専門医が治療しても、約3%起きるという発作的な炎症で(フレアアップ)失敗ではありませんので、ご安心ください。しっかりと良い治療をするほどに起きやすいのです。というのも、腐敗した神経を取り除き、詰め物をして歯を使い続けるには、歯根の先までしっかりと器具を通して掃除する必要があります。これが刺激となり、今まで静かにしていた細菌を活気づかせ、その細菌が膿とガスを出すため痛みが起こるのです。こうした時は、抗生剤を飲んでいただいたり、仮のフタを外して膿を出したりして対応します。急激な痛みで驚かれるでしょうが、しっかりと対応しますので、最後まで治療を受けましょう。

詰めたあとになぜシミる?

かつらやま歯科医院「歯の豆知識」へようこそ!これから数回にわたり、「治療後の痛みはなぜ起こる?」をテーマに、治療後のいろいろな痛みを取り上げ、その原因をお伝えしていきます。今回は、虫歯を削って詰めたあとにまだシミる場合の原因をお伝えします。ご安心ください、それは一時的なもので治療の失敗ではありません。虫歯を治療するには、感染した象牙質を削って取り除きますが、実はこの時、象牙質を通る細い神経の末端も一緒に削り取らざるを得ないのです。虫歯の治療とは、生体を切除するいわば外科処置。治療後にしばらくしみるのはこういうわけです。しかしよくしたもので、刺激が神経に伝わり続けると体は3ヶ月ほどで防御機構を作ります。これができると、完全に症状が消えることがほとんどです。できる限り神経を保存し歯を長く使い続けるために、一緒にしばらく様子を見ていきましょう!(ニコ 2014年2月号より)

最新の歯周治療方法 3

最新の歯周治療方法の3回目です。今回は外科的処置を伴うもののご案内です。当院でもこの外科的処置は行います。

2)外科的処置を伴うもの

フラップ手術

 歯周ポケットにたまったプラークや歯石は外側からのアプローチであるスケ

―リングやルートプレーニングだけでは除去しきれないことがあります。そこ

で、歯ぐきを切り開いて徹底的に除去することが必要になってくるのです。

以上の治療を行うと、炎症が治まり、歯周病の進行が止まる場合があります。早期発見・早期治療が歯周病治療のカギなのです。治療の先延ばしはもってのほかです。早期に治療を始めて、あなたの大切な歯を救ってあげてください!

最新の歯周治療方法 2

歯周病と診断されたらどんな治療法があるのでしょう?歯周病は、細菌による感染症です。歯周病菌を口から追い出すのが最も確実で効果的な治療法です。その治療法には、外科的処置を伴うものと、そうでないものがあります。

1)外科的処置を伴わないもの

■スケーリング

 歯石とりです。通常のハミガキでは、固くなった歯石や歯周ポケットの中の歯石まで歯取り除く事が出来ません。そのため、歯科医院で歯石を取ってもらうことが必要になるのです。

■ルートプレーニング(SRP)

 細菌に汚染された歯根面の掃除です。スケーリングで大まかに歯石を除去した後、更に汚染された歯根面を掃除し、汚れがたまりにくくなるよう平滑にして、歯周病菌を追い出します。歯周ポケットの奥まで掃除するので、痛みがないよう麻酔をして行います。軽度歯周炎なら、スケーリング&ルートプレーニングで炎症を止めることが出来ます。

■クリーニング(PMTC)

 歯石取りが終わった後のクリーニングです。むし歯菌、歯周病菌を徹底的に除菌します。歯も白く保たれ、口臭予防にも効果があります。

アメリカ歯科医師.jpg