歯科の豆知識

ご存知ですか?銀歯のあれこれ

こんにちは!!歯科衛生士の井口です。

先日は虫歯の詰め物についてお話ししましたので、今回は銀歯のことについてお話します。

「銀歯」と一般的に言われているのは、金銀パラジウム合金という金属を使った治療です。略して「金パラ」とも呼ばれ、保険治療でよく使われる金属です。

銀が主成分でパラジウムが入り、金は5~20%が含有されています。

銀や金はやわらかい金属なのでこの含有率によって硬さが違ってきますが、概してエナメル質よりもずっと硬い合金です。

硬い金属なのでとても丈夫です。丈夫なことはとても大切なことですが、歯の治療にとって硬くて丈夫なものが一番良い、というわけではありません。

なぜかというと、歯の外側を覆うエナメル質よりも硬い材料とエナメル質とが日常的にぶつかっていると、エナメル質のほうが傷んでしまうことがあるからです。

 

本来の歯はエナメル質同士がぶつかって、同じペースでバランスよく減っていきます。

年と共に歯は少しずつ減っているのです。

しかし、歯よりも硬いものが入っていればかみ合わせの歯のほうが削れ、歯よりも軟らかいレジンが入っていればレジンのほうが削れます。

金銀パラジウム合金は歯よりも硬いので使っている間に歯のほうが傷んでしまうというわけです。

特に奥歯の場合、もともとは強くぶつかり合わない仕組みにできているのですが、年齢とともに犬歯などの先が徐々に丸くなってくると、奥歯同士がダイレクトにぶつかりやすくなってきます。

 

そうした歯へのダメージを最小限にするにはどうしたらよいのでしょうか?

一番大切なのはかみ合わせをきちんと治して管理することです。

そして今以上に歯が傷まないようにするには、歯と同程度の硬さの材料で歯を治療してあげることです。

歯と同じ程度の硬さの材料の代表として挙げられるのは金合金でできた詰め物(かぶせもの)です。

金は柔軟でよく伸び、軟らかさの点でも加工しやすさの点でもとても優れた材料です。

純金ではすこし軟らかすぎるので18金や20金などの合金が歯と同じ程度の軟らかさを持っています。

金合金で治療するとかみ合わせの歯のエナメル質も金歯も双方がバランスよく(生理的な摩耗の範囲で)削れていきますし、相手方を削ったり欠いたり傷めたるということがありません。(かみ合わせにトラブルが発生しているような場合は別ですが)

周りの歯に無理が生じにくい分、金歯の治療は長持ちでもあります。

 

口の中に金歯があると見た目が悪いと気になさる方もおられますが、歯の寿命を延ばしたいのであれば、長持ちしてかみ合わせの歯にやさしい金歯は安心できて使うだけの価値はあるといえると思います。

 

当院では金歯以外にもセラミックやジルコニアなども取りそろえておりますのでお気軽にお問い合わせください!!

 

虫歯の詰め物ってどんなものがあるの??

こんにちは!!

歯科衛生士の井口です。

今回は虫歯の詰め物の種類についてお話します!

 

虫歯の詰め物と一口に言っても虫歯の大きさや虫歯の場所によってたくさんの種類があります。

今回は虫歯を削ったその日に詰められる「充填法」の治療をご紹介します!!

 

*材料を直接歯に詰める充填法*

①コンポジットレジン充填

小さな詰め物の第一選択肢!!

(当院ではグラディア治療も行っております)

メリット

・歯にしみ込んだ接着剤がレジンとしっかり接着

・歯を削る量が少なくて済む

・接着剤が象牙質を強化し保護する効果がある

・詰めたところが目立たない

・補修しやすい

・通常その日に詰め物が入る

・天然歯と同程度の硬さなのでナチュラルに摩耗する

 

デメリット

・症例によっては充填(修復)が困難

・大きな治療ほど時間がかかる

・治療によっては高度なスキルが必要

・症例によっては強度が足りないことも

・時間がたつと周囲が変色することも

 

②アマルガム充填

金属を充填する従来の治療。

アマルガムの国内生産は2006年に中止されていますが、お口の中にある方もいらっしゃるかもしれません。

メリット

・保険治療で治療費が安価

・材料の強度が高い

・症例の適応範囲が広い

・その日に詰め物が入る

 

デメリット

・見た目が黒く目立つ

・歯と接着しない

・詰め物が取れにくいよう余分に歯を削る必要がある

・金属アレルギーの方は使えない

充填帆として代表的なものはこの二つですが、かつらやま歯科医院には「グラディア」と呼ばれる材質のものを取り扱っています。

グラディアはコンポジットレジンの一種ですが、保険のコンポジットレジンとは違いとてもきれいな色味を出せるものです。

 

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保険のコンポジットレジンの場合、4色の中から歯に合う色を選んでつめますが、グラディアの場合は27色名の中からその方の歯に合う色を選んでつめていきますのでとてもきれいなものが入ります。

そしてグラディアは、光重合型審美修復用コンポジットレジンと呼ばれるもので、自然観あふれる美しい修復が即日完成可能です。
天然歯の色合いは、光の反射率の高い象牙質と反射率の低い透明性のあるエナメル質、ふたつの異なった性質が重なり合って作られています。オペーカースデンチン、デンチン、エナメル、トランスルーセント、といった透明性の異なるペーストを積層築盛することで、天然歯のように自然観あふれる美しさの再現が可能になりました。

ただ、健康保険適応外の材料ですので、自費治療扱いとなります。

 

気になる方はかつらやま歯科医院スタッフまでお気軽にお問い合わせください!

マイクロスコープ3台導入!マイクロスコープによる根の治療③

ようこそ、かつらやま歯科医院へ!

当院は今年で開院22周年を迎えます。開院以来、徐々に新規設備投資を続け、お越しいただいた方の歯を守るべく、最新治療に取り組んできました。この9月2日にはさらに新しい設備投資を行います。

 

それは、マイクロスコープ!現在、歯科界で最も注目を集める最新機器です。それをなんと2台も追加導入!!これで、当院のマイクロスコープは合計3台になります。近隣の歯科医院でもマイクロスコープを3台兼ね備えている所はあまりないと思いますが、この追加導入により、当院が推し進める「できる限り削らない、神経を取らない、痛みの少ない治療」を推し進めることができるのではないかと思っています。

前回のブログに引き続き、マイクロスコープを使った根の治療、についてお話しています。

私たちは、当院へお越しいただく方、またこのブログをお読みのあなたには、正しい情報を知らないことで「知らないうちに、ひどい状態になっていた」「本来であれば、悪くならずにすんだ」「もっと早く治療しておけばと後悔している」ということには、なってほしくないのです。

 

私は、根の治療にお悩みの方には、(症例にもよりますが)新しい治療法のマイクロスコープ精密根管治療(マイクロエンド治療、以下マイクロエンド)がベストな選択肢だと考えていますし、沢山の患者さんからお喜びの声をいただいています。しかし、当院およびこのブログの目的は、マイクロエンドを強くオススメして、あなたを説得することではありません。

 

このブログや当院発行の小冊子をお読みいただくことで、マイクロエンドについての、正しい知識をあなたに身につけていただき、自分に合った治療方法を選んでいただきたいと思っているのです。

 

私は、歯科医師の立場から正しい情報と【判断基準】をあなたに提供して、あなたが自分の選択を後悔することなく、望む未来を手に入れるためのお伝いをしたいと思っています。以下のことが分かれば、あなたの歯を守るための貴重な知識となるでしょう。

根の治療の流れを知ることができる

今までの根の治療の欠点を知ることができる

新しい根の治療(マイクロエンド)の特長を知ることができる

正しい知識を得ることで、歯を守れるようになる

疑問が解決されて、根の治療の種類を選択できるようになる

自分が望む結果を得ることができる

納得して、根の治療を受けることができる

上記のようなことが分かれば、それは間違いなく、あなたの健康への道しるべとなり、あなたの口腔内の健康だけでなく、あなたの全身の健康を守ることになるでしょう。

マイクロスコープ2台導入!マイクロスコープによる根の治療②

ようこそ、かつらやま歯科医院へ!

当院は今年で開院22周年を迎えます。開院以来、徐々に新規設備投資を続け、お越しいただいた方の歯を守るべく、最新治療に取り組んできました。この9月2日にはさらに新しい設備投資を行います。

 

それは、マイクロスコープ!現在、歯科界で最も注目を集める最新機器です。それをなんと2台も追加導入!!これで、当院のマイクロスコープは合計3台になります。近隣の歯科医院でもマイクロスコープを3台兼ね備えている所はあまりないと思いますが、この追加導入により、当院が推し進める「できる限り削らない、神経を取らない、痛みの少ない治療」を推し進めることができるのではないかと思っています。

前回のブログに引き続き、マイクロスコープを使った根の治療、についてお話しています。

当院にお越しになる方で、このような方がいらっしゃいました。やはり他院で根の治療をされた方が

「歯が急に痛み出した。痛み止めを何錠も飲んだが、最後には痛み止めも効かなくなった」

と言って、当院へお越しになりました。その方は40代の男性で、高校の体育の教師をされていて、よく日に焼けた、とても逞しく、がっしりとした体型の方でした。その方が診療チェアーに座り、根の治療が始まると、根の中の汚れを取るために必要な先のとがった器具が歯の中に入る度に、「ウっ、ウっ。」という声を漏らすのです。この方には治療開始前に2本ぐらい麻酔をしていました。ところが、歯の炎症が強く、麻酔の効きが悪いのです。

 

治療が終わった後、その方の目には涙が浮かんでいるように見えました。屈強な体育の先生が涙する、相当に痛みがあったに違いありません。しかも、一回だけでは根の中の汚れが取り切れず、また痛みが出る可能性があるので、数日おきに3回治療に来ていただきました。仕事のスケジュールをやりくりしての通院は、大変だったに違いありません。

従来の根の治療の最大の欠点は、歯科医師が手探りの状態で治療を行い、根の中を清掃するので、根の先までキレイに清掃しにくいということです。

 

想像してみてください。一本一本の歯は、よく見てみると思ったより小さい物です。その小さい歯のさらに奥の根の中まで、歯科医師は裸眼で果たしてよく見えるのでしょうか?しかも一本一本の根は中でさらに複雑に枝分かれしています。その一本一本をレントゲンやCT撮影することなく、確認することが本当にできるのでしょうか?

 

根の治療はその歯を抜歯の危機から救い、長く持たせるためのとても重要な治療です。その大事な治療を歯科医師が目隠ししたまま行っていたとしたら、あなたはどう思われますか?「冗談じゃない!」と思いますよね。でも、それが今までの根の治療の真実だとしたら、あなたはどうしますか?

 

マイクロスコープ2台導入!マイクロスコープによる根の治療①

ようこそ、かつらやま歯科医院へ!

当院は、9月2日にマイクロスコープを2台導入し、合計マイクロスコープが3台になります。マイクロスコープを3台備えている医院は近隣にあまりなく、私たちが推し進める「できる限り削らない、神経を取らない、痛みの少ない」治療にまた一歩近づけるのではないかと思っています。

 

今日は、何回かにわたり、マイクロスコープを使った根の治療についてお話いたします。

はじめに~ 歯の痛みにお悩みの方へ ~

 

「突然、歯がズキズキ痛くなって、神経を取る治療を受けました。一度、痛みが無くなってホッとしたのですが、神経の無いはずの歯が、また痛み出して・・・。」

このような方は、実際に当院へ多くお越しになります。そして、このような症状をお持ちの方が一様におっしゃるのは

「なぜ、神経を取ったはずの歯が痛むのですか?」

ということです。

私は、日本顕微鏡歯科学会に所属し、歯科用実体顕微鏡(マイクロスコープ)の権威の先生からトレーニングを受け、マイクロスコープを用いた根の治療の勉強をしてきました。また、先ほどのようなお悩みを持つ数多くの患者さんの相談に乗ってきました。

このような悩み、不安、ストレスをお持ちの方は、当院にも毎日のようにたくさんいらっしゃいます。特に、根の治療の後、しばらくしてまた痛みが再発した、というようなお悩みや不安を抱えている方が、ほとんどです。

多くの方に深く関わる、非常に重要なことであるにも関わらず、ほとんどの方が歯科治療について正しい情報を知りません。誤解されていることも沢山あります。そして知識不足によって、歯が悪い状態になってしまっているのです。もしくは、今の辛い状態や悩みを我慢してしまっている方もいらっしゃいます。

「知らない」ということだけで、以下の様な、数々のリスクを抱えてしまう可能性があります。以下は、実際によくある例です。

 

「セラミックのかぶせものを入れたのにすぐに歯が痛んで外さないといけなくなった。」

「神経を取ったはずの歯がまた痛み出した。痛くて、痛くて痛み止めも効かない。」

「神経を取ったばかりの歯の根っこが割れてしまって、抜歯になってしまった。」

 

実際に、他院で根の治療を行った後に、歯ぐきが腫れてしまった患者さんがいらっしゃいました。その方は、神経の治療を終え、綺麗なセラミックの被せ物を被せたものの、数ヶ月で噛むと痛いという症状が表れました。反対側の歯で食事をしていましたが、症状が改善することがなく、痛みが出てから1ヶ月後、歯ぐきが腫れてきたのです。これは、根の治療後間もないことから、治療時に除去しきれなかった細菌による炎症の再燃によるものでした。

その方は、日常生活で、「食事中に常に痛むので、美味しく食べることができない」「いつ痛みが来るか不安」「良い被せものを入れたのに、すぐにダメになってしまって残念」ということに悩まされていらっしゃいました。本当に辛い状態になってしまっていたのです。

このブログでは、根の治療のお話を中心に、少しずつ歯科治療について、私たちプロフェッショナルが皆様に知っておいていただきたいことをお話いたします。どうかお付き合いいただければと思います。

 

今すぐ始めよう歯周病対策!


こんにちは。

歯科衛生士の土橋です。

今回は歯周病と歯周病対策についてお話しします。

まずは「歯肉炎」と「歯周病」の違いについてご説明します。

症状の進行程度によって歯肉炎と歯周病に分けられます。歯肉炎は炎症が歯ぐきだけに起こっている状態です。歯磨きを頑張り、炎症が治れば回復します。歯周病は歯肉炎を放置し、歯を支えている骨である歯槽骨にまで炎症が及び、骨が溶けている状態です。骨は一度溶けると元には戻らないため、ここまで進行してしまうとどれだけ歯磨きを頑張っても元の状態まで回復させることはできません。

歯周病はいつの間にか歯が抜ける怖い病気だとよく言われます。しかし歯周病は本来、それほど怖い病気ではありません!それなのに歯周病で困っている人が多いのは症状の悪化を見過ごしてしまった「手遅れ症状」があとを絶たないからです。

たしかに歯周病はプラークにひそむ歯周病菌の出す毒素によって歯の周りに炎症が起き、悪化すると歯がグラグラして抜けてしまう病気です。

しかし歯周病の進行は通常とてもゆっくりで、手の施しようがないほど悪化するには、それなりの年月がかかります。手遅れになる前に、歯科医院で歯周病菌の溜まり場である歯石をきれいに取って、あとは毎日しっかりと歯磨きをし、定期的に歯科医院で歯ぐきの中をよく洗うだけでバッチリ予防できる病気なのです!

まず歯周病予防に必須なのが、検査です。歯ぐきの中は自分で見ることができないため、ご自分の歯ぐきの中が今いったいどんな状態なのかを、手遅れにならないうちにきちんと調べることが重要です。歯周ポケットの測定や、レントゲン写真の撮影、お口の中の診査、問診などを行います。検査の結果、必要ならば歯石とりを行い、その後も定期的に検査、お掃除をしていくことで歯周病予防、進行予防ができます。

さらに毎日のお家での歯磨きを、磨き残しなくしっかり行うことが一番重要です!!歯ブラシだけでなく、フロス(糸ようじ)や歯間ブラシなどを適切に使用し菌の塊であるプラークを必ずその日のうちに除去しましょう。磨き方が分からない箇所や、磨きにくい箇所があれば歯科衛生士が一人一人にあった最適な磨き方、道具をご提案いたします!ぜひご相談ください。

また、喫煙者は歯周病のリスクが非喫煙者に比べ非常に高いことが分かっています。進行も非喫煙者に比べて約10年も早いというデータもあります。もし喫煙をしていれば禁煙を始めることから始めましょう。

私たちと一緒に歯周病対策をすぐにでもはじめ、健康なお口の中を維持していきましょう( ^^)人(^^ )

 

マイクロスコープ何ができる?

ようこそ、かつらやま歯科医院へ!

当院は、当院の目指す「できる限り削らない、痛みの少ない、神経を取らない」治療を目指すため、この9月にマイクロスコープを2台増設します!マイクロスコープは合計3台に★

 

マイクロスコープってなに?そして何ができるの?と思われる方も多いと思いますので、最初に私の体験談をお話いたします。

これは、五年前の話です。

 

私は、その頃、ある著名な先生が開催していたマイクロスコープのセミナーに出席しました。マイクロスコープとは医療用顕微鏡のことで、その先生はマイクロスコープを使用してほぼ全ての治療に取り組まれることで有名でした。そのセミナーに参加して、実際にマイクロスコープを使用して、今まで盲目的に行ってきた根の治療の実際の根の中を覗いてみて唖然としました。

 

「なんて汚れているのだろう・・・」

 

今まではよく見えなかったばかりに、なんとなくきれいになっているのだと思っていた根の中が、実際には思った以上に依然として汚れていることが分かりました。そしてその先生はじめ、マイクロスコープを使用して根の中の治療をされている先生方は、キレイに治療を終えると、痛みなどの症状があった歯が、痛みがとれて治っていくという報告が幾つもなされていました。

 

「今まで行ってきた根の治療では、治せる歯も治らないんだ。これからはマイクロスコープで根の治療をしたい。」

「マイクロスコープで精密な根の治療ができることで、痛みのない歯を提供することにより、患者さんの生活の質も上がり、そして人生も豊かになるはずだ!」

これがマイクロスコープと私の初めての出会いだったのです。

 

それから私は、マイクロスコープを使用した歯の治療について、書籍で学び、実際にマイクロスコープだけを使用して治療をしている東京の先生のオフィスへ行き、直接ご指導をいただきながら、知識と技術を身につけていきました。特に、根の治療においては、学会に所属しながら、米国式のマイクロスコープを使用した最新の根の治療を学び続けています。

 

それではここで、まずマイクロスコープの凄さ、そして実際にマイクロスコープで歯の中を見るとどう見えるかをご理解いただくために、当院で作成した資料をご覧いただきます。下の写真が当院のマイクロスコープです。主に私が使用する3番チェアーに設置されています。

マイクロスコープとは?マイクロスコープとは医療用の顕微鏡のことで最大24倍まで拡大することができます。マイクロスコープは高額なため、日本の歯科会で使用している歯科医院は全国でまだ約3パーセントにすぎません。

ただ、私の経験でもお分かりいただけるように、マイクロスコープを使用して、繊細かつ正確な手技を持って治療を行えば、むし歯の除去や歯の詰め物・かぶせものの形成を最小限で正確に削合しできる限り歯を削らない治療が可能になります。

また、今までは経験と勘に頼るしかなかった歯の根の治療も、ずっと奥まで見ることができ、正確な治療をすることができます。

 

 

インプラント

こんにちは。歯科衛生士の塩田です(*^_^*)いつもご来院ありがとうございます!

本日は、インプラントについてのお話です♪

歯を失った時の治療の選択肢として、いまや多くの方がインプラントを選択しています。見た目が自然で噛みやすく、快適にお食事が楽しめます。ただし、このインプラントは人工歯のため、むし歯にはなりませんが、お手入れが悪いと歯周病(インプラント周囲炎)になってしまいます。そこで、インプラントを長持ちさせるコツについてお話していきます!

 

インプラントとは、人工の歯根(インプラント体)を顎の骨(歯槽骨)に埋め、その上に金属、セラミックスなどのパーツを組み立てて人工歯を作る治療法です。私たちの歯槽骨がチタン製のインプラント体を異物とみなさずに、結合してくれるおかげで、噛む力が繰り返しかかっても耐久性が生まれているのです。

インプラントを長く快適に使い続けられるかは、この「結合」をいかに維持するかにかかっています。インプラントは、プラーク(歯垢)の中の細菌が起こす炎症で歯槽骨が溶けてしまう怖い病気=歯周病(インプラント歯周囲炎)が大の苦手です。いったん歯周病になると、実は天然歯に比べて防御機構が手薄で、症状の悪化が早いのです。

天然歯の周りには、歯肉繊維という繊維があり、外的(細菌や刺激)から歯や歯槽骨を守る役割をしています。また、歯根膜という組織は歯から受ける力のダメージから歯槽骨を守るクッションのような役割をしています。しかし歯を失ってしまうと、これらの組織も消失してしまい、2度と元に戻ることはありません。そのため、インプラントが入った時点で防御機構はグッと弱くなってしまっている、ということになります。

インプラントを快適に使い続けるためのコツとは、私たち自身が手と知恵を使って速やかにプラークを取り除き、そして余分な力が入っていないか定期的に歯科医師のチェックを受けて守っていく必要があります。

歯磨きをしっかりしていれば、メインテナンスに通わなくても大丈夫かと思いきや、そういうわけにはいきません。皆さんは、毎日歯磨きをしていることと思います。歯を失う前にもしていたのではないでしょうか。それなのに歯を失ってしまいました。歯を失う理由のほとんどは、むし歯や歯周病によることが、歯科実態検査で分かっています。歯磨きはしてはいても、どこかにプラーク(細菌の巣)が残っていて悪さをした。おそらくそれが、歯を失った一番大きな原因でしょう。

歯石を取って細菌の棲み家を徹底的に破壊しておくと、毎日のセルフケアでプラークを取り除きやすくなり、歯磨き本来の効果が発揮されやすくなります。また、使っているうちに噛みあわせが変わるとインプラントや歯槽骨に偏った力がかかり、パーツや歯槽骨を痛めてしまいます。そこで定期的に歯科医師がチェック調整して力のコントロールを継続的に行う必要があります。インプラントのみならず、残っている天然歯の健康のためにも、必ず定期的にメインテナンスを受けましょう。

 

 

 

  

 

歯科のエックス線と歯科用CTについて④

ようこそ、かつらやま歯科医院へ!

当院はできる限り痛みの少ない、できる限り削らない、できる限り神経を取らない治療を目指しています。「できる限り」とお伝えしているのは、医療では100%ということはとても難しいので、そのような表現を使っております。しかし、「できる限り」になるべく近づけるよう、様々な工夫を行っております。今日お話しするCTレントゲンもその一つです。日本全国には約68000件の歯科医院があるといわれていますが、その中でもCTを完備している医院はまだまだ少数です。当院は、平成21年にいち早くCTを導入いたしました。

 

話題の歯科用CTって?

歯科用のCTは、患者さんの顎を3次元的に解析できる歯科の新しい検査用装置です。歯や歯槽骨の状態だけではなく、骨格、骨質、神経や血管の一を立体的に把握できるため、インプラントや再生療法をはじめとする専門的な治療で使われています。CTは限られた部位に放射線を照射しスキャンする装置で、立体画像や、あらゆる角度からの断層写真を見ることができるようになりました。

 

現在、エックス線写真で幹部を立体的に把握するには、同じ部位をデンタルで角度を変えて複数枚撮影し、パノラマの情報も加えて複合的に行っています。それに対sh知恵CTでは、3次元的な画像のおかげで、歯や歯槽骨から顎の骨格や神経、血管、腫瘍などの形と位置などをより正確に、容易に知ることができるようになったのです。

 

この様に便利なCTが一般の歯科で少数なのは、この装置が大変高価で、導入されているのは主に大学病院、地域の基幹病院、インプラント治療などを専門的に行っている歯科医院に限らています。では、なぜこのような高価な装置を当院では導入しているのかというと、元々は当院で行っているインプラント治療に必要だったからです。インプラントを埋入した後、そのインプラントがきちんと予定した場所へ埋入されているかはCTを撮らないとわかりません。埋入しただけで、その後の確認を行っていないと、インプラントが違う方向へ埋め込まれていて、実は大事な神経や血管にぶつかっていたという事故も起こり得ます。埋入後のきちんとした診断が必要だったため、当院ではCT導入に踏み切りました。

 

ところが、実際にCTを使い始めてみると、色々な場面でCTが活用できることが分かりました。現在当院でマイクロスコープを使用して専門的に行っている「マイクロスコープ根管治療」にもCTは大活躍しています。複雑に入り組んだ根管の形状、本数などを確認するにはCTをおいて他にはありません。なお、撮影範囲を狭く設定した歯科用CTは医科のCTに比べると被ばく量が低くなっています。このように放射線量をエックス線写真並みに抑えることができるのもCTの大きな特徴です。

 

 

緊急報告!歯科医院と水の問題

ようこそ、かつらやま歯科医院へ!

 

2018年7月31日発売の週刊「女性自身」に「歯科医療最先端ルポ」が掲載されました。タやイトルは「歯医者さんの水に潜む一抹の不安」です。このブログでも以前にお伝えしましたが、歯医者と水の問題が年々クローズアップされています。

 

 

歯科治療の治療設備に携わる関係者によると、「ペットボトルに水道水を入れて、常温でしばらく放置すると大量の細菌が繁殖するように、歯科医院の大掛かりな設備内に滞留した水には、どうしても細菌が繁殖してしまう」そうです。なぜ歯科医院の水で細菌が発生しやすいかというと、原因は歯科医院に特有のサックバックという現象にあります。皆様の歯を削るための、あのキーンと鳴り響く機械、これはタービンと呼ばれますが、このタービンが動きを停止すると水の噴射も止まります。この際に、噴射口に付着していた患者さんの唾液がチューブに入り込み、滞留している水に混ざってしまうのです。この現象をサックバックと呼んでいます。このチューブにたまった水は、診療後、夜間チューブの中で放置されているうちに、細菌が繁殖してしまうのです。

 

ある調査によると、歯科医院でタービンが噴射する水や患者さんがうがいに使用する水を調べたところ、その中には1ccに7万個も細菌が存在していたそうです。これは水道法で定める水質基準の700倍、家庭の排水溝を流れる水と比べても7倍の細菌数です。この汚染された水でうがいをしたり、さらには、この水で抜歯後の出血個所を洗浄されていると思うと、ぞっとしませんか?

 

この驚くべき数字は、第58回の日本歯科医療管理学会で発表された学術論文から抜粋された数字で、きちんと根拠がある数字なのです。そして、この問題は日本歯科医師会でも問題視されています。しかしながら、今まで公に公表されていませんでしたが、数年前から新聞などでも取り上げられるようになり、今回「女性自身」でも大々的に取り上げられるようになりました。いよいよ、無視できない問題になってきたのです。

 

当院は、この問題を早くから重要視し、対策を講じるべく動いてきました。そして、世界初の治療水連続除菌システム(エピオスエコシステム)を導入して、医院を流れるすべての治療水を完全に無菌状態にしています。水道水ですら1ミリリットル当たり135個の細菌がいるとされていますが、当院を流れる水は細菌ゼロです。これは毎年規定の検査を受けて、細菌ゼロを証明し、維持しています。エピオスエコシステムを使用することで、POICウォーターという治療用殺菌水が全ての機器に流れ、このPOICウォーター自体に殺菌力があるので、タービンの噴射口からサックバックで混入したばい菌も、直ちに殺菌されて無菌水になるのです。

ただし、この機械は高額のため、導入している医院はまだまだ限られています。このシステムを導入している医院が近くにあるかどうかは、「ポイック きれいな水」で出てくる研究会のサイトで調べることができます。ぜひご自身の健康を守るため、このサイトをご活用ください。

当院を流れるきれいな水を作るエピオスエコシステム