ようこそ、かつらやま歯科医院へ!
当院では、ここ1~2年、インプラント治療を選択する患者さんがとても増えています。それに伴い、当院では「インプラント専門HP]を昨年立ち上げました。そちらでは、当院のインプラント治療について詳しく述べていますので、ぜひそちらもお読みください。このブログでは、インプラントの基礎知識、最新知識についてお伝えします。
★「インプラントが自分の歯のように噛めるのはなぜ?」~インプラントのしくみ・構造はこうなっています~
インプラントは、あごの骨に人口の歯の根を埋め込み、それを土台にして人工歯で再建する治療です。そもそも、インプラントが、埋め込むだけで安定した土台になるのは、インプラント体に使用される金属のチタンが、骨と結合するという性質を持っているためです。本来、骨に異物を埋め込むと、生体は拒絶反応を起こし、排除しようとします。しかし、チタンの場合は、生体が異物だと認識できず、骨とくっついていくのです。インプラントが骨に悪影響を与えない物質だと生体をだますためには、少しでも異物が付着していてはいけません。このため、手術前は口の中を入念に清掃し、手術器具は滅菌・消毒します。手術中もほかの菌や粘膜など何物にも触れないように埋め込みます。
★「インプラントは3つの部位からできている」
インプラントが天然の歯と異なるのは、一般的に3つの部分からなっている点です。その3つとは、土台となる「インプラント体」、上にかぶせる人工歯を「上部構造」この2つの間に「アパットメント」と呼ばれる部位があり、2つを連結しています。さらに、インプラントが天然歯と異なるのが、インプラントがあごの骨と直接くっついている点です。天然の歯の場合は、骨と歯根の間に歯根膜があり、歯はハンモックのようにつられた状態になっていますが、インプラントはそうではないため、噛んだ時の歯の沈み方などを考慮して、噛みあわせを調整することが、インプラントを長く機能させるために大切です。