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歯科医師募集!「精密かつ再発しにくい抜髄法」のポイントお教えします★

精密且つ再発しにくい抜髄法


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今日は精密且つ再発しない抜髄法についてご説明します。以下、その手順です。

①補綴物除去(補綴物が入っていれば)
②カリエス除去
③抜髄
④根管口の明示、拡大
⑤化学的な根管洗浄
⑥貼薬
⑦仮封



修復物補綴物の除去が終わったら、大体中はカリエスになっているので、そのカリエスの部分を徹底的に除去します。補綴物が入っていなかったり、天然の歯が虫歯になったりして抜髄に至った場合は、その原因となるカリエスの部分を徹底的に除去します。その場合は手指の感覚とこのようなう蝕検知液を用いてカリエスの部分を除去します。カリエスの除去が終わったら隔壁を形成します。次にラバーダム防湿を行います。歯面の大きさに合ったクランプを用いてラバーダム防湿を行います。



ラバーダムを装着したら、次は抜髄操作です。まずダイヤモンドバー102Rで天蓋の除去を行います。パーポレーションを防止するために、歯の咬合面の真ん中中央部から天蓋の除去をします。慎重にバーを進めて髄腔に入ると抵抗感が無くなるので、その深さで窩洞を広げます。天蓋を除去したらこの8番のKファイルで根管口を確認します。根管口を確認出来たら次は根管口の明示です。根管口の明示はゲーツグリテンドリルの2番から使用します。その後は作業長の測定、そして作業長の測定が終わったら、それに併せて拡大を始めます。根管中ほどまで拡大したら、デンツプライ社のプロテーパーネクストのニッケルチタンファイルを使用します。



その後は化学的な根管洗浄を行います。次亜塩素酸のヒポクロリットによって根管内を洗浄します。ヒポクロリットを根管内に満たしてバリオス超音波にて根管内を攪拌します。2分間の根管内化学的洗浄が終わったら、POICウォーターで根管内をキレイに洗い流します。その後エンド用バキュームで根管内を乾燥させます。根管内が乾燥したら貼薬作業に移ります。当院では水酸化カルシウムを用いています。水酸化カルシウムを練和して根管内に入れて、レンツロにて根尖近くまで水酸化カルシウムが行き渡るように貼薬を行います。最後はテンポラリーソフトセメントで仮封します。液は若干少なめにして仮封用に練り、根管上部と窩洞を仮封して終了です。




以上の方法で当院では抜髄を行っています。大事なことは1つ1つのステップを必ずしっかり行うということです。特に穿通して根管口を拡大していくときには、必ずステップの終わりで作業長まで到達しているかを確認することです。それによりがふんが詰まって根管口が空かなくなることを防ぐので、必ずステップ、ステップで穿通確認をすることが重要です。同時に重要なことは、化学的な根管洗浄、機械的に拡大することです。手指で拡大するよりも格段に速く確実にニッケルチタンファイルでは拡大形成できますので、次亜塩素酸ナトリウムのヒポクロリットとニッケルチタンファイルを使うことで、確実な抜髄が行えます。




大学や一般の根幹治療の教えとして、日本では綿栓を使うことがありますが当院では行いません。必ず水酸化カルシウムで貼薬を行い、綿栓などで貼薬は行わっていません。そしてこのようなステップを確実に行うことで、抜髄後の残髄による患者さんの痛み、「この前神経を取ったのに痛いです」ということがほとんど無くなります。このように確実な抜髄をすることで患者さんからの信頼も得られ、予後が良くなり、再発のない抜髄が行えるようになります。最後に抜髄するかどうかの診断ですが、まずは自発痛があるかどうかです。いきなり抜髄することはありませんが、どうしても痛い、自発痛がある、すごくしみるなどの症状がある場合、補綴物があればそれを一度除去して痛みが出にくいように覆罩や仮封などをして経過を見ます。それでもすごく痛い、しみるなどの症状がある場合は、抜髄を行います。レントゲンやCTで歯髄までカリエスが進んでいれば抜髄の対象になりますが、そうでない場合は、まず一度経過を見て、歯の神経はなるべく残した方が良いので、経過を見ますがそれでも痛い場合は抜髄します。