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実技編⑤保険の補綴物を早く正確にセットする方法

千葉市緑区、土気駅徒歩5分のかつらやま歯科医院、院長の葛山賢司です。当院は歯科医師を大募集しています。当院へ勤務していただいた先生には、患者さんからもスタッフからも信頼される「グッドドクター」になっていただきたいので、様々な教育ツール、カリキュラム、練習メニューを用意してご指導いたします。また当院は「できる限り痛みの少ない」「できる限り削らない」「できる限り神経を残す」治療を行い、生涯ご自身の歯で噛むことができる、健康で笑顔の美しい生活をサポートすることをポリシーにしています。今日は「早く正確に保険の補綴物をセットする方法」についてお伝えします。このブログは5分で読めます。

コンタクトの調整

補綴物は早く確実にセットできた方が患者さんへの負担も減り、また医院にとっても短時間でできることはメリットがあります。補綴物は歯科技工所で作成され医院に届けられるときは、このように模型についています。それをいざ口腔内にセットするとなると、キツかったりしてピタッとすぐ入らない場合があります。その際まずはコンタクトの調整を行います。口腔内であまりにも入らない場合は、このようなカーボランダムポイントでコンタクトを調整します。

ビッグシリコンポイントを用いての調整

ある程度入ってくるようになったら、カーボランダムポイントからビックシリコンポイントに変更してコンタクトの微調整を行います。その際は咬合紙を用いて、コンタクトしている部分を確認しながらビックシリコンポイントで調整します。ビックシリコンポイントを使う理由は、これは同時に研磨作用もあるので、表面がカーボランダムよりザラザラすることなく一緒に研磨もできることがメリットだからです。補綴物のセット時のコツは、コンタクトの調整をいかに早く正確に行うかにかかっています。ビックシリコンポイントを用いることによって早くコンタクトを調整することができます。

院長による動画でのポイント解説

以下の動画で、このブログでもお伝えした「保険の補綴物を早く確実にセットする方法」について動画で解説しています。ブログだけでは分からない実際の手技などを見ることができますので、ぜひご視聴ください。

補綴物セットの練習法

以上、保険の銀歯、インレー、アンレーなどの補綴物をいかに早く確実にセットするかその方法についてお伝えしました。当院では保険治療は基本30分の治療時間を確保し行っています。1時間に4人も5人も診るような診療体制ではないので、比較的丁寧に診療を行う時間を確保できますが、それでも出来る限り短時間で確実に治療を行うに越したことはありません。補綴物セットの練習法ですが、当院では練習用の模型などを準備しているので、数多く練習することができます。また補綴物セット時のコツを記載したマニュアルもあります。このマニュアルには私が25年の臨床経験から編み出した治療のコツがたくさん詰まっています。この動画を見てポイントを掴み、練習をし、最終的には20分~30分でどのような症例でも確実にセットできれば一人前です。

歯についてお悩みの方は千葉市緑区、土気駅徒歩5分、かつらやま歯科医院までご相談ください。
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