千葉市緑区、土気駅徒歩5分のかつらやま歯科医院、です院長の葛山賢司です。
当院は「できる限り削らない」「できる限り神経を残す」治療を行い、生涯ご自身の歯で噛むことができる、健康で笑顔の美しい生活をサポートすることをポリシーにしています。
私は千葉市歯科医師会の理事をしており、歯周病の認定医でもあるため、歯周病治療について千葉市のみなさんに啓蒙する活動も行っております。
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★歯周病とはどんな病気なの?
歯周病は、口の中の歯周病菌が原因で起こる感染症です。歯ぐきに炎症が起こり、さらに進行すると歯を支えている骨が溶けてしまう病気で、日本では成人の5~6割が感染していると言われています。
歯ぐきが腫れる、出血するなどの症状から始まりますが、初期では自覚症状が少なく、気が付かないうちに進行してしまうことがあります。
進行すると、歯が揺れるといった症状が現れ、悪化すると歯を抜かなくてはいけなくなることもあります。
★歯周病は全身にどんな影響を及ぼすのですか?
歯周病が進行することにより噛む力が衰えて食べられるものに偏りが出ることや、歯周病菌や炎症を起こす物質が増加し、歯ぐきから血管を通って全身に運ばれることで、様々な病気の原因になることが分かってきました。
歯周病との関連を挙げられている病気の中でも糖尿病とのかかわりは深く、お互いの症状を悪化させる原因の一つとなっていることから、相互に悪い影響を及ぼし合っていると考えられています。
また歯周病を治療することにより糖尿病が改善することも分かってきています。
糖尿病以外にも、心疾患や関節リウマチ、早産・低体重児出産、誤嚥性肺炎、メタボリックシンドローム、骨粗しょう症などが、歯周病を引き起こしたり症状を悪化させると言われています。
★歯周病が起こりやすいのはどんな人ですか?
歯周病は「プラーク’(歯垢)」と呼ばれる沈着物が直接の原因となるので、歯磨きが上手くできない人は歯周病が起こりやすくなります。
また喫煙者は非喫煙者と比較して3倍以上歯周病にかかりやすいと言われています。他にもストレスが多い人、中年期以降の人、妊娠中の人などが歯周病になるリスクが高いです。
★歯周病をセルフチェックする方法はありますか?
以下のようなことが気になったら歯科医院で検査を受けてみてください。
●歯磨きの時に出血する
●固い物が噛みにくい
●歯ぐきがピンク色ではない
●口臭が気になる
●歯ぐきが腫れることがある
●歯ぐきが下がって歯と歯の間に隙間がある
●歯がぐらぐらする
★歯周病の検査と治療法を教えてください
歯科医院ではまずプローブという針状の器具を差し込んで「歯周ポケット」の深さを調べるプロービング検査やレントゲン検査、CT検査などにより歯周病の進行度を調べます。
検査の結果、初期であれば歯科衛生士と歯科医師による歯磨き指導や歯石除去、修復物や噛み合わせのチェックといった歯周基本治療を行います。
それでも良くならない場合は、歯周外科処置を施し、症状が安定したらメンテナンスを行い経過観察を続けます。
★歯周病を予防する方法はありますか?
毎食後の正しく丁寧な歯磨きが、予防の第一歩となります。歯と歯の間は歯ブラシだけでは磨ききれないので、デンタルフロスや歯間ブラシの使用が必要です。
歯科医院での定期的な歯石除去や専用の機器を使用して歯と歯の間や境目などの汚れをクリーニングする「PMTC」なども有効な予防法です。
また喫煙やストレスなども歯周病のリスクを高めるため、禁煙とストレスの発散も予防法として有効です。
★千葉市民のみなさんに歯周病に関してお願いしたいこと
自己流のハミガキでは、きちんと磨けていないことがあるので、歯科医院で歯磨き指導を受けることをお勧めします。
また歯周病は進行に気づかないことが多いので、症状が無くても定期的に歯科医院でチェックしてください。
日々のハミガキと口腔ケアを見直すことで、歯周病に伴う全身の様々な病気のリスクを下げることが可能になります。
文責)明海大学歯学部歯周病科客員准教授、かつらやま歯科医院院長、歯学博士 葛山賢司
歯についてお悩みの方は千葉市緑区、土気駅徒歩5分、かつらやま歯科医院までご相談ください。
267-0066 千葉市緑区あすみが丘2-16-7
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