ようこそ、かつらやま歯科医院へ!葛山祐子です。
情報収集として購読しているMJ新聞11月9日号の中でこんな記事を見つけました。今年の「サービス業総合調査」を行ったようなのですが、その中で業績が好調だった企業の強さを探ると「きずな」がキーワードに浮かび上がったようです。
「き」はきめ細やかさ
「ず」はずれない戦略
「な」はなくてはならない存在
だそうです。
具体的な企業名も挙がっていまして、例えば「きめ細やかさ」を実践している企業は「栄光ゼミナール」。集団授業のほか個別指導コースも展開し、生徒一人一人に応じて教師が学習計画を組み立ててくれているそうです。授業がない日の家庭学習の指導もしてくれるそうなので、「きめ細かく、あなただけのプログラム作成、指導」を徹底して行っていることが保護者の支持を得ている、とのことでした。
「ずれない戦略」をとっている企業として挙げられていたのが「帝国ホテル」です。ずれない料金戦略を貫いているそうです。東日本大震災以降、のきなみホテル業界は集客のため大幅値下げに動いたようですが、帝国ホテルは最安値料金は原則崩さない道を選んだのです。逆に平均客室単価は引き上げに動いたそうです。それでいて「客足は戻ってきている」から凄いものです。
「なくてはならない存在」として保育サービス最大手のJPホールディングスがあげられていました。仕事を持つ保育者にとって、なくてはならない存在で頼りにされているとともに、最大手ということに甘んぜずに、園長の研修なども更に強化しているようです。
どの企業も「きずな」をキーワードに、伸ばせるところで自社の強みを伸ばしているようです。
翻って当院のことを考えてみると?
上の企業はこの「きずな」のキーワードを主に顧客に向けてアピールしているようです。それではちょっと角度を変えて、当院ではまずこのキーワードをスタッフに向けてアピールしてみようと思います。そして、自分自身が今年行ってきた仕事を振り返ってみると、この「きずな」を心の中心に据えて、仕事をしてきたように思えてなりません。
例えば・・・
「きめ細やかさ」として今年行ってきたことは、4月頃からスタッフの年間目標をサポートする体制を整えつつあります。今までは目標を立ててもらっても、それについて話し合ったりする時間が十分に持てなかったり、ましてや振り返ってもらう時間を取ることはできませんでした。そうこうしているうちに、いつの間にかその目標自体を双方で忘れてしまう、ということが繰り返されてきたように思えます。これではいけない!と思って、今年一年取り組んできました。何とかスタッフ自身が常に目標を心にとめて仕事をしてもらえるようにならないか?今年は年間目標を途中入社以外のスタッフには全員立ててもらいました。そして、それをいつ行うかという年間スケジュールも立ててもらいました。そして、何回か話し合いを持ち、そのスケジュールの進捗状況を確認しました。そして、更に、今年一年の仕事を振り返って、各スタッフの仕事の成果をプレゼンする場を12月のスタッフミーティングの中に設けたのです。こうすることで、スタッフ自身の中にどういう変化が起こるか、それをじっくりと見届けたいと思っています。
「ずれない戦略」に関しては、スタッフには一貫して治療法を提案するときは、一方的にこちらの考えを押し付けるのではなく、患者様の希望を最優先するように指導してきました。
「なくてはならぬ存在」に関しては、これはまだ努力不足の面もあるのですが、今年も数回スタッフ向けのメルマガを携帯で送信しました。これはもう少し回数を増やして、その中で健康にプラスになる情報なども流し、心身ともにスタッフをサポートしていきたいと思います。
「きずな」これはまずスタッフに向けてアピールするものと考え、来年も引き続き行っていきたいです。