ようこそ、かつらやま歯科医院へ!葛山祐子です!(^^)!
突然ですが、皆様、「サバイバルのための殺人」って許されることだと思いますか?なんで、こんな話をするかというと、1月1日にスタンフォード大学の「白熱教室」を見て以来、NHKのオンデマンドによる「白熱教室」にはまっています。そこで、ハーバード大学の三出る教授の授業の中に「正義」というものがあるのですが、そこで取り扱っているのが「サバイバルのための殺人は許されるか?」というものなのです。殺人はどんなときにも絶対的に許されないものでしょうか?ご興味のある方はオンデマンドでご覧ください。有料なので、私は少~しずつ見るようにしています(^O^)
さて、今日はまたまた昨年の話題で申し訳ないのですが、去る12月13日に行われた当院の「感謝祭」の様子をお伝えいたします。実はこの「感謝祭」昨年の2月に行ったものが当院にとっては初の取り組みです。このブログをお読みいただいている院長先生方は、どの様にスタッフに日頃の感謝の気持ちを伝えていらっしゃいますか?スタッフに感謝の気持ちを伝える必要がある、ということは前から何となく思ってはいたのですが、それが「伝えねばならない」「伝えたい」と思いが進化し、更にその具体的な方法が見えてきたのが一昨年から昨年にかけてでした。それには2冊の本と、長女が通っている塾での出来事が私に影響を与えています。
まず、本ですが、2010年に私は2冊の本を読み、それらの本が心に残りました。1冊目は小阪裕司氏の書いた「リーダーが忘れてはならない3つの人間心理」という本です。これは4000社を超える企業の経営指導を行ってきた小阪氏が、部下の心にスイッチを入れる「人間心理の原則」を開設したもので、その中でも『誰もがヒーローになれる驚異のメカニズム」という中の、「帰還の儀式~打ち上げでねぎらう~」という部分が妙に心にひっかかったのです。小阪氏は、目標を決めて動き出した組織の中で部下をねぎらう方法として、
最後に目標に到達したことを確認してあげる場が必要である、そしてそこで「頑張ったね、よくやったね。」とねぎらってあげる、それがすなわち「打ち上げ」であり、そこを出来れば粋にやれれば最高である、
と述べています。ここを読んだ私は、なるほど、と思いました。なるほど、と思ったのですが、粋にやる・・・というのは難しいな・・・と思った事を覚えています。
2冊目の本としては、株式会社ロペライオ代表取締役早水彰氏の「社長!儲けたいなら、モテ経営をやりなさい!」というタイトルだけみると何とも派手なタイトルなのですが、この本を挙げておきます。。この本の中で面白かったのは、この会社は、社長がスタッフに「こうあってほしい」ということを明示したうえで、その理想像に向かって努力したスタッフをスタッフの投票で選び、表彰する、と言った事を行っているそうです。こうすることでスタッフのモチベーションも高まり、なおかつ、理想の定着が図られるそうです。また、「ホスピタリティはサプライズでなければならない」という社長の信念も心に残りました。サプライズーこれを演出するのは本当に難しいのです。これが上手く出来れば、いわゆる”粋”ということになるのでしょう。でも、日本人はこういうことが下手と言われていますよね。でも、大事であるとすれば、そのやり方を考えなければなりません。
「理想像の明示、アワード(賞)の設定、表彰、そしてサプライズ」
これらのことは、今後の病院運営に大きな参考になりました。以前「ディズニー7つの法則」という本を読み、そこにもこういった事が書かれてあったのですが、その時は今一つピンとこなかったのですが、この本は舞台が日本ということもあり、その具体的な手法がすんなりと頭に入ってきたのです。この2つの本が私の頭の中で結び付いた瞬間でした。
後は、やり方です。スタッフをねぎらうために、これらのことをすべて含んで、なおかつ”粋”にやるには、どうしたらよいか・・・?去年の前半はこれを考え続けた時期でもありました。そして、ようやくそのヒントとなる出来事を経験することになります。それは、長女の塾の保護者会でのことでした。長女は今年受験ということもあり、塾では親子の気持ちを高めようと、一つのムービーを作成していました。子供たちの日頃の勉強の様子の映像が映った後、去年の合格発表の瞬間を撮影した映像が流れました。合格と分かった瞬間の子供たちの笑顔、涙、笑顔・・・これらの映像が、音楽とマッチしてとても感動的だったのです。その映像を見ていた大半の保護者からは、すすり泣きの声が聞こえました。私も泣きそうでした。
努力を積み重ねて、最後にそれが報われる、そしてそれを映像で再確認できる、そうすることで感動が生まれ、次へのやる気がわいてくる
これだ!!!と思いました。かつらやま歯科医院もこういうムービーを作るしかない!そして、それをスタッフに見せてあげよう、一緒に感動を分かち合おう!
こうして、年末の「感謝祭」の骨格がほぼ決まりました。後は、それぞれのパーツを作成していくだけです。骨格が決まった時は、はたしてこれら全てが自分にできるだろうか?と思いました。でも、
自分の中から生まれた思いです。やり遂げなければ後悔する。やるしかない。
こうして私は走り始めました。昨年の8月頃のことです。やり始めてみると案外スムーズにことは進みました。
案ずるより産むが易し
次回は、実際の感謝祭の様子をお伝えします。