こんにちは。歯科衛生士の安藤です。日々予防業務を担当しておりまして、健康な方の口腔内を、更に健康にできるように頑張っています。ただ、多くの方が歯周病に悩まれているのも事実。そもそも歯周病って何なの?体に悪い影響があるの?どうしたら防げるの?そういったご質問にお答えすべく「歯周病特集」組みました。今回はその第1回目。「私歯周病かも・・・。」と思われる方、ぜひお読みください!
歯周病は、放っておくとついには歯がグラグラになり失われてしまう病気。これだけでも十分に怖いのですが、実はそれだけでは済まないのです。糖尿病が悪化したり、脳や心臓の血管が詰まりやすいなど全身の病気を進行させてしまう重大なリスク因子であることが解明されてきています!「歯周病でいのちが縮む?!」今月の健康本コーナーでご紹介した「噛み合わせが人生を変える」と併せてお読みください。
歯周ポケットとは?
プラーク(汚れの塊)の中に潜む歯周病菌は歯と歯茎の境目に住み着き、だんだんと増えて毒素を出します。歯周病になると、健康な時にはぴったりと歯に密着している歯ぐきが腫れてはがれ、歯との間に深い溝ができます。これが歯周ポケットです。
ポケットの中きれいですか?
深い歯周ポケットができると、細菌の塊がその奥まで入り込み、特に空気が苦手な歯周病菌にとって絶好の環境が出来上がります。これを放置すると歯周病菌が爆発的に増えてしまいます。その結果、細菌の出す毒素が体内へと慢性的に送り込まれてしまいます。
歯ぐきの炎症のある毛細血管から歯周病菌の出す毒素や細菌自体が体内に入り込み、さまざまな悪さをすることが明らかになっています。歯周病菌の除菌に効果のあるPMTCクリーニングを受けてみませんか?