前回の豆知識の続きです。
2011年度の厚労省の調査で、日本人の死亡原因の第3位は「肺炎」です。
肺炎による死亡者数の約97%は65歳以上の高齢者です。高齢者の肺炎は、食物やだ液などを誤って気管から肺に吸い込んでしまうことが原因で起こる誤嚥性肺炎が約66%を占めているとされます。夜間の唾液の誤嚥によることも多く、唾液に混ざっている病原微生物(歯周病の原因菌など)が、肺に炎症を起こすのです。がんにせよ肺炎にせよ、口腔内のケアが予防に大きな役割を果たすということを再認識させてくれる良書です。
今回ご紹介した「噛みあわせが人生を変える」、当院待合室雑誌棚に置きましたので、ぜひご一読ください!