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ブログBLOG

歯周外科治療

こんにちは、今回は歯周外科治療についてお話ししたいと思います。歯周外科治療とは名前の通り歯周病を外科治療で治すというのものですが一般的にはあまり知られていないお話だと思うので詳しくお話ししたいと思います。
そもそも、歯周病というのは歯周病原菌が歯と歯茎の間である歯肉溝に感染する事で起きる病気です。プラークが歯肉溝に入ると通常は歯肉溝浸出液と呼ばれる血液由来の体液に含まれる免疫がやっつけてくれます。しかし、歯ブラシを怠ってプラークが多量に溜まっているとプラークは歯肉溝の奥深くで繁殖してしまいます。実は歯周病をというのは細菌が直接的に歯周組織を破壊しているのではなく歯周病原菌と細菌が出す毒素に免疫が反応して感染を起こした組織を破壊しているのです。つまり破壊しているのは細菌ではなく免疫なのです。補足しておきますが決して免疫が悪いわけではありません。あくまで歯周病原菌と細菌が出す毒素が悪者です。歯肉に細菌が感染するとまず歯肉が感染を起こします。
これを歯肉炎と言います。これは骨や歯根膜などの歯周組織の破壊はなく歯肉だけ炎症が起きている状態です。なので、症状は歯肉からの出血のみで痛むことは殆どありません。そして歯肉炎は歯ブラシとフロスを適切に行っていれば歯科医院で治療しなくても治ります。しかしこの状態を放っておくともっと進行して骨や歯根膜なども破壊されます。これを歯周炎と言います。ここまで進行すると治療が必要になります。何故なら骨や歯根膜が破壊されることで歯肉溝奥深くに感染が起きて歯石を作るため歯ブラシやフロスでは対処できないからです。この歯周病により深くなった歯肉溝を歯周ポケットと言います。簡単に言うと私たち歯科医療従事者は如何に歯周ポケットにある歯石をを取り除くかという治療をしています。歯周ポケットがどれくらい深いかで治療の難易度が変わります。歯周ポケットの中の歯石はスケーラーと呼ばれる先の鋭利な小さいスプーンみたいなもので引っ掻いて取り除きます。歯周ポケットの中は深くなればなるほど歯石を見ることが困難になります。つまり手の感覚だけで歯石を取っているのです。
この治療で上手くいけば歯周ポケットは消失してくるのですが歯周ポケットが治らないのであればどこかに汚れが付いていることが考えられます。そこで別の方法が必要になるのです。その方法が冒頭でお話しした歯周外科治療なのです。つまり歯周外科治療は見えない所に隠れている歯石を取り除く治療と言えます。ではどの様に見える状態にするのかというと、まず麻酔をしてから歯茎を切開します。そして歯茎を剥がして骨と歯の根を見える状態にします。そうすることで見えなかった歯石を見える状態にします。そして見える状態にしたらスケーラーで歯石を取り除いて歯茎を元の位置に戻して塗って終わりです。場合によっては歯周パックと呼ばれる粘土の様なもので塗った後の歯茎を覆うこともあります。
この様にして見えない所の汚れを見て取る。これが歯周外科治療です。この治療は適応の方とそうでない方がいますので気になる方はご相談下さい。
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