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皆さんが普段ご自身で行っているお口のケアは、高齢化するとブラッシングやうがいの動作が大変になり上手にできなくなります。このようなお悩みでお困りの方、また高齢のご家族の方いらっしゃいませんか?
今回は、高齢者の口腔ケアについてお話を
していきましょう!!
☆高齢者の口腔ケアの重要性!
まず、口腔ケアとは虫歯を予防するために歯みがきをすることでしょ?とお考えの方が多いと思います。確かにそれも大変重要なことです。しかし、もっともっと深い意味があるのです!!口腔ケアとは、お口の中を清潔に保つことで虫歯や歯周病菌などのお口の中のトラブルを予防し全身の健康状態を保ち向上を目指すために行います。
お口の健康は、全身の健康に深く関係しているのです。これまでの研究では、歯周病が全身の疾患と関係していることがわかっています。
歯周病菌が体内に侵入すると、恐ろしいことにその細菌が血流に乗り全身に回って各臓器に定着し何らかの全身疾患が引き起こされてしまいまうのです。健康で免疫力が十分な方なら細菌は排除されますが、高齢になると抵抗力が弱くなり細菌を排除するのが難しくなります。そのため、糖尿病、誤嚥性肺炎、心筋梗塞、動脈硬化、アルツハイマー病、癌などを引き起こすリスクが高まるのです。歯周病は、風邪やインフルエンザと同じ感染症ですから人から人へ移るります。ご自身だけじゃなく周りの方のためにも正しく口腔ケアを行うことが大切なんです。
☆高齢者にオススメの歯ブラシ!
・高齢になると歯の表面のエナメル質も薄くなり、歯ぐきも弱ってくるので硬い歯ブラシで傷つけるのを避けるため柔らかい歯ブラシを使用しましょう。・柄は、ストレートでしっかり握りやすい太さの物を選びましょう。
・ヘッドは、薄目で歯2本磨けるくらいの大きさの歯ブラシが良いでしょう。
・正しく使うことが出来れば、電動歯ブラシもOK!!
ドラッグストアなどで360℃回転式の歯ブラシが販売されています。
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こちらは握り直したり手首を返したりせずに前歯の裏側や奥歯の窪みも磨けるので、ブラッシングの動作がしんどい方も隅々まで磨くことができます。
上顎、舌もブラッシングできるのでオススメです。
☆ご自身での歯みがきが難しい場合
〜介護口腔ケアについて〜
さまざまな疾患がありますが、そのためにご自身で歯みがきをするのが困難な方もいらっしゃると思います。その時は、ご家族の方が口腔ケアを行ってあげましょう。
〈その際にチェックする事〉
・痛みにつながる異常がないか?
・口腔内が乾燥していないか?
(高齢になると唾液の量が減りお口の中がヒリヒリしてしまうことがあります。)
・口内炎や口角炎がないか?
・歯の破折や入れ歯の不具合がないか?
□ 歯ブラシはヘッドが小さく、毛が1〜2列は歯ブラシは細かい操作がしやすいので奥歯や歯の裏側も磨きやすいです。ワンタフトもオススメです。
□ お口の中に乾燥が見られるようなら、アルコールの入っていない保湿剤入の歯磨剤や保湿ジェルを塗ってあげましょう。
□ 高齢者のお口の中の粘膜は傷つきやすいので、スポンジブラシで軽く拭ってください。
□ 口内炎を繰り返すようなら口腔内を清潔に保つためにうがいが有効です。生理食塩水で1回30秒くらい1日6〜8回くらいうがいを行いましょう。アルコールやミントは刺激が強いので使わないでください。
□ 歯の異常や入れ歯の不具合などある場合は、早目にかかりつけの歯科を受診しましょう。
☆お口の周りと舌の筋肉を鍛えよう
あいうべ体操を毎日の日課にしてみよう!!
健康に長生きするために!!
ご自分に合った口腔ケアをおこなってみましょう。
文責)葛山賢司
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