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ブログBLOG

3歳までは特に気をつけてあげたい!子どものおやつ

千葉市緑区、土気駅徒歩5分のかつらやま歯科医院、ママさん歯科衛生士の桑村です。当院は「できる限り削らない」「できる限り神経を残す」治療を行い、生涯ご自身の歯で噛むことができる、健康で笑顔の美しい生活をサポートすることをポリシーにしています。

このブログは3分で読めます。


むし歯予防の効果についてもっとも質の高い科学的根拠があるのはフッ素を取り入れることだといわれております。しかし3歳までは仕上げ磨きを嫌がることも多く、フッ素配合の歯みがき剤もごく少量しか使用できないため、その力を十分に活用することが難しい時期です。したがって、むし歯予防において食生活の重要性は高くなります。また、食習慣の形成という側面でも重要な時期です。

しかし、現代の一般的な環境ではまったく砂糖を口にしないという生活は難しいですし、実際のところ砂糖だけを避ければよいわけでもありません。

我が家の長男は3歳半までチョコレートを与えませんでした。しかし7歳違いの次男は1歳になる前にテーブルの下に落ちたチョコレートを食べてしまいました(泣)

分かってはいるけど子育ては思い通りにはいきません・・・

第一子と第二子、第三子では環境も全く違います。

それでもお子様の将来のために、この時期に大切なことを少しだけお話させていただきます

 

☆制限すべき糖は「遊離糖」

遊離糖ってなに?

糖のうち、食品や飲料の加工調理で加えられるもの、はちみつ、シロップ、果汁、濃縮果汁などに自然に存在するもののことを指します。新鮮な果物や野菜に含まれる糖、母乳や牛乳に含まれる糖は含まれません。つまり、加工食品に加えられる糖や、調味料として加える糖のことであります。


WHOは、遊離糖の摂取量を総エネルギーの10%未満、理想的には5%未満におさえると、生涯むし歯になるリスクが低くなるとしています。摂取量の目安としては1日約25g以下。計算しやすいよう砂糖で考えると、大さじ3杯弱です。ジュースやスポーツドリンクを含む清涼飲料水には、多くの遊離糖が含まれます。アメリカ小児科学会やアメリカ疾病対策予防センターでは1歳未満は果物・野菜ジュースを避けるべきとしています。また、だ液が出にくい飲み物や、口の中に長く残る食べ物は、細菌が酸を出し続け、歯を溶かしてしまいますので注意が必要です。

 

☆果汁飲料は、1日どれくらいまでならOK?

アメリカ小児科学会の推奨する果汁飲料の摂取上限 

~6か月       与えない方がよい

7か月~11か月   避けるべき

1~3歳       120ml

4~6歳       120~180ml

7~18歳      240ml

となっております。


☆果物と果汁飲料でむし歯への影響が違うのはなぜ?

食品を加工することにより、あまり噛まない食形態になってしまうことと、糖質の他に摂取したい栄養素が取り除かれてしまうからです。例えばりんごは咀嚼を必要としますが、りんごジュースはしません。生のりんご100gあたりの糖質量は16.2gですが、りんご果汁飲料ストレートジュース100gあたりの糖質量は11.8gですのでこの数字だけ見るとりんごそのもののほうが糖質量は多いですが、りんごそのものの食物繊維、積極的に摂りたい栄養素も含まれます。りんごジュースにしてしまうとそれらが取り除かれてしまうため、糖質だけを摂取してしまうことになります。それに加えりんごを嚙むことによって唾液の分泌が促されます。以上の理由から、果物の摂取は推奨されても、果汁飲料(100%果汁でも)控えるべきとなります。



☆量だけが問題ではない

大切なのは間食の回数です!
遊離糖を含むお口の中に停滞しやすい食品は危険性が高いので、間食の回数が多いほどむし歯が発生する可能性が高いので間食は1日2回までとするのが理想です!

 

しかしこれはあくまでも理想であります。最初にお話したように現実はなかなか大変です・・・

それぞれの状況によって異なりますし、むし歯は食習慣だけではないさまざまなな要素で成り立ちます。それでも少しでも頭の片隅に覚えていただけたら嬉しいです。

仕上げ磨きを嫌がる・・・などなど心配な事はたくさんあると思います。そのお子様の状況に合ったアドバイスでお母さまを支えていけたらと思います。どうぞお気軽にご相談ください

文責)葛山賢司

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