千葉市緑区、土気駅徒歩5分のかつらやま歯科医院、歯科技工士の岡廻です。当院は「できる限り削らない」「できる限り神経を残す」治療を行い、生涯ご自身の歯で噛むことができる、健康で笑顔の美しい生活をサポートすることをポリシーにしています。
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梅雨も明け、夏本番の暑さです。

猛暑で体力、食欲を奪われる中、口内炎と言うものが増えてくるのもこの時期です。

「口内炎」は俗称、専門的には「アフター」

「口内炎」このできもの専門的には「アフター」と言い、実は様々ある口内炎のほんの1種です。口内炎にはウィルス感染、全身疾患の症状など、他にも多種多様な原因によるものがあります。

放っておけば、いつか治るだろうと過信しないことも大事です。

口内炎という言葉を聞いて、皆さんはどんな病変を思い浮かべますか。

おそらくポツっと白いものができて食事の時のあの辛い痛みを思い浮かべるのではないでしょうか。アフターは多くの方が経験する口内炎でそのため、口内炎という言葉はアフターの代名詞のように使われることも多いです。

もともと口内炎とは口の粘膜における炎症の症状をかなり大雑把にひとくくりにして表現をしている、とても便利な俗称なんです。口内炎と一般に呼ばれる症状の中にはアフターの他

・ウィルス感染によってできる水泡

・誤って感でできた傷の炎症、

・全身疾患の症状がお口の中に出たものがに変化する前の病変など、

多くの粘膜トラベルが含まれます。

なぜこんなに異なった病気が足したような病院が大雑把にひとくくりにされるのかそれにはお口の粘膜ならではの事象があります。どれも二次的には、ばい菌に感染することが多いので、一見すると見た目がとても似て来るからです。

薬ってあるのかな？

口内炎では、食べ物などの刺激がダイレクトに患部に伝わって痛むため、飲み薬よりも塗り薬、貼り薬による対象療法が治療の基本になります。

口内炎と一口に言っても原因ごとに使う薬は様々。

使い残しの薬を適当に塗ると、かえって症状が悪化することもあるので、自己流で使い回すのはやめましょう。

口内炎の予防はできる？

痛い口内炎をできるだけ防ぎたい。何とかして再発を少なくしていきたいものですね。

アフターの原因はまだはっきりと解明されていません。ですからこれさえすれば予防ができると言う決め手がまだ見つかっていないのが実情です。ただしこれは有効だろうと思われることもいくつかあります。

まず1つ目は当たり前のようですが、体力の維持です。バランスよく栄養とり必要な休息をとって、適度な運動すること、これが1番大切です。

そしてもう一つ重要なのが、お口の中を清潔に保つことです。お口の中の細菌を減らせば、免疫機能の負担が減って、炎症に打ち勝ちやすくなります。しかしお口の中に細菌がたくさんいると、特に体力が落ちてくる時などは炎症が起きやすく、悪化しやすいのです。

アフターの再発を防ぐにはまず元気で過ごすこと。

そして丁寧に歯磨きをし、それでも残ってしまう歯石などの汚れは歯科医院のクリーニングを定期的に受けてしっかりときれいにしてもらいましょう。それでもまだ辛い症状に繰り返し悩まされる場合はぜひ専門外来にご相談ください。

お口の粘膜は、消化管の一部

お口の粘膜は消化管の一部であり、体の皮膚ともつながっていて、全身状態の影響が出やすい場所です。

つまりお口の粘膜は体の健康状態のバロメーターであるのです。

キーワードは「２週間」

だからこそ大切なのが何か変だなと念のため疑ってみるポイント覚えておいてください。それは2週間です。粘膜の細胞は本来2週間ほどで入れ替わりきれいに治るので、2週間を過ぎても良くならない時は要注意。

歯科医の治療でも改善しない場合は、口腔外科で念のため検査を受けましょう。疑わしい時は、かかりつけの歯科医院に相談して、総合病院や口腔外科にかかりつけの歯科医院に紹介してもらうと良いでしょう。

これからはお肌だけでなく、お口の粘膜の健康も時々観察してみてください。そして定期的に歯科医院にメンテナンスに通い、クリーニングを受けて、粘膜も一緒にチェックしてもらいましょう。あなたの体の健康管理にもきっと役立つはずです。

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文責）葛山賢司

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