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ブログBLOG

子供の歯の虫歯

こんにちは、歯科医師の小竹です。
 乳歯はいずれ大人の歯に生えかわるので、虫歯をそのままにしておいてもいいのではないかという質問をうけることがあります。
確かに乳歯はいずれ永久歯と生えかわるものではあります。
しかし、乳歯は大人の歯が生えてくるためにスペースを作っておく役割があり、将来の歯並びや噛み合わせのため。また、発育期の子どもにとっては成長に必要な食物の消化吸収のため。あるいは、正しい発音を覚えることにも、できるだけむし歯をつくらず、その機能が十分発揮されるような状態に保つように心がけるべきです。
 もし、できてしまったならばそれ以上むし歯が大きくならないように、またそれ以上むし歯が増えないように歯磨きやフロスなどを行い清潔な口腔内を維持するようにしましょう。
とくに乳歯の虫歯の特徴として、進行が早く、痛みなどの自覚症状が少なく、気付いたときに穴があいている状態になることもあります。
むし歯の抑制に対しては、フッ素の応用をはじめとして、いろいろな処置が考えられていますが、最も大切なことは、いつも口の中(とくに歯のまわり)が汚れないように注意することです。つまり、むし歯を抑えるうえで大切なことは、特別な処置を受けることではなく、日常生活の中で、常にむし歯に対応する心がまえと注意とをもっているということです。