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ブログBLOG

「治らないと思っていたものが治った!」全顎治療症例解説&インタビュー①

千葉市緑区、土気駅徒歩5分のかつらやま歯科医院、です院長の葛山賢司です。当院は「できる限り削らない」「できる限り神経を残す」治療を行い、生涯ご自身の歯で噛むことができる、健康で笑顔の美しい生活をサポートすることをポリシーにしています。

このブログは3分で読めます。

このブログの内容をかつらやま歯科医院You tubeでも配信しています。ぜひ併せてご覧ください。
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★「治療ができずにずっと悩んでいた」Iさんの治療経緯

 かつらやま歯科医院は全顎治療を数多く行っているので、「この治療を選んで良かった!全体的にしっかり治してよかった!」と言われる方が多くいらっしゃいます。今回ご紹介するIさんもそのお一人です。

 50代女性のIさんは、地方公務員の方で、日々お忙しくお仕事をされています。そのような中でも今まで他院にて定期的に歯科医院へ行かれていたようで、治療を継続されていました。

しかし、Iさんには悩みがありました。それは、根が膿んでいると10年以上前に言われた歯がずっと治療ができなかった、ということです。

通っていた歯科医院では「治療ができない、定期的なお掃除で様子を見ましょう」と言われ、その歯が最近痛み出してきたので転院を考え始めたことが、当院へご来院するきっかけでした。


★Iさんの口腔内を改善した治療内容

 当院がIさんに対して行ったことは、これは全ての初診の患者さんに行っていることでもありますが、デンタルドック(歯科総合精密検査)です。デンタルドックは精密検査と口内環境検査の2つの総称ですが、まずは治療にかかわる精密検査を行います。

精密検査を行う理由はズバリ「悪い箇所の根本的な原因を調べ、しっかりした治療計画の元治療を行うことで、治療の繰り返しを防ぎ歯を守ること」です。

精密検査ではレントゲンだけでなくCTレントゲンも撮影し(当院にはCTレントゲンがあるので撮影できます)、1つ1つの歯につき正確な診断を行うようにしています。

 今回のIさんも精密検査を行った結果、レントゲン診査だけでは分からないことが分かったのです。それは右下奥の歯は骨吸収が大きくて保存できないということです。

CTレントゲン画像もお見せしてIさんに説明し、ご了承を得たので、その歯は抜歯しました。その結果、Iさんはやっと痛みから解放されたのです。

 それ以外の歯はレントゲン画像から診断して、根尖病巣がある歯は今痛みが無くても将来痛みが出る可能性があることをご説明し、根の治療を行うようにしました。


★Iさんの治療で私がこだわったこと

 Iさんの治療で私がこだわったことは、長年。痛みと治らないのではという不安で苦しんできたIさんに「歯科医療は怖くない。それどころか治すことで、快適に食事ができる、笑顔で笑える」という明るい未来を感じてもらうことでした。

そのため治療中は出来る限り痛みが少なくなるよう工夫をしました。私が最も心掛けていることは「とにかく丁寧に、優しくフェザータッチ」です。

力任せに一気にやることは患者さんに痛みと苦痛を与えます。上手くいかない時、治療を焦る気持ちが起こりますが、そんな時こそ「丁寧に、優しくフェザータッチ」と自分に言い聞かせています。

 また私はマイクロエンド(マイクロスコープを使った根管治療)の前に麻酔をすることが多いです。マイクロエンドの場合は、どうしても奥まで穿通するため痛みを感じる方が多く、そのような場合に備えて麻酔をします。

根管治療をする場合、私が特に意識していることは「根管口の明示と穿通」です。穿通とは「器具を神経の管の先まで通すこと」を言いますが、これができないケースや歯科医師もいます。

私は経験上、穿通させることで根尖病巣が無くなり、予後が良くなることを感じているので、これをしっかり行っています。

 もちろんこれ以前に①10倍の拡大鏡を使用してむし歯をしっかりとる②ラバーダムをかける③マイクロスコープを使用して丁寧に感染源を取り去ることも、丁寧に、丁寧に行っています。

あくまで私の経験ですが、マイクロエンド治療の成功率(予後が良いことも含めて)は9割程度ではないかと思っています。


★「治らないと思っていたものが治った」これこそ私の理想の治療

 当院ではIさんのように全体的に治療をされた方にはインタビューをして、治療後の感想を伺っています。このインタビューは私の治療への評価だと思って、毎回欠かさず行っています。

多くの方が、こちらが恐縮するぐらい長い感想をお寄せくださいます。そのどれもが当院にとってはかけがえのない財産です。

 今回のIさんは「根が膿んでいると10年以上前に別の歯科医院で診断されましたが、治療ができずにずっと悩んでいました。かつらやま先生に治療していただき、治らないと思っていたものが治り本当に感謝です。

最初の歯の人間ドックもあり、丁寧で納得のいく説明で治療を決めました。一生付き合っていく歯ですので、大切にしたいと思います。」

という大変嬉しい感想をいただきました。Iさん本当にありがとうございます。

 当院では全顎治療を行った方は、治療後は担当の歯科衛生士がつき、定期的にPMTCクリーニングと定期健診をお受けいただきます。IさんもPMTCポイックコース(税込11000円)を2か月に1度、そして定期健診を半年に1度受けられて、良い歯の状態を維持されています。

Iさんが「最初の歯の人間ドック」「丁寧で納得のいく説明」で治療を決め、その結果「治らないと思っていたものが治った」と言われたこの治療の経緯こそ、私の理想とする治療です。

 今後もこの理想のシステムを維持しながら、一人でも多くの方の未来を明るく照らしていきたいと思っています。

文責)明海大学歯学部歯周病科客員准教授、かつらやま歯科医院院長、歯学博士 葛山賢司
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