千葉市緑区、土気駅徒歩5分のかつらやま歯科医院、歯科衛生士の横山です。当院は「できる限り削らない」「できる限り神経を残す」治療を行い、生涯ご自身の歯で噛むことができる、健康で笑顔の美しい生活をサポートすることをポリシーにしています。
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歯周病とは
「歯周病」、日本人の多くがかかっていて、歯を失う原因の上位となる病気です。症状としては、歯ぐきの腫れや出血、口臭、進行度が上がると排膿(膿が出る)や歯ぐき下がり、歯の揺れなどが起こります。重度になると歯を支えている骨が大きく溶かされ、歯を支えることができなくなり、最終的に歯が抜けてしまうとても怖い病気なのです。
歯周病と喫煙の関係
喫煙は体の健康への悪影響があることはよく知られていると思いますが、お口の健康にも良くないということをご存知ですか?タバコの煙には数千もの化学物質が含まれていて、そのうち有害物質は200〜300とも言われています。喫煙者は口臭やヤニによる着色だけでなく、歯周病にもかかりやすく、また進行もしやすいです。さらに治療をしても治りにくいことが分かっています。喫煙をしている方はしていない方に比べると歯周病にかかるリスクが上昇し、重症化もしやすいのです。1日10本以上喫煙すると歯周病リスクは5.4倍、10年以上喫煙するとリスクは4.3倍に上昇してしまいます。
喫煙お口の中に与える影響
タバコを吸っていると歯ぐきの腫れや出血が抑制され、患者さんご自身が歯周病に気付きにくくなります。また、実際に治療を始めても治りが悪く、治療の効果の現れ方が非喫煙者の方よりも低くなりやすいです。しかも、治療後の経過を追っていくと、喫煙者の方は再発している傾向が強いです。なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
タバコの煙に含まれる「一酸化炭素」は組織への酸素共有を妨げ、「ニコチン」は血管を縮小させるため、体が酸欠・栄養不足状態になります。これにより歯周病であるにも関わらず、歯ぐきの腫れや出血が抑えられてしまい、自覚が難しくなります。また、ニコチンは体の免疫機能も狂わせるので、病気に対する抵抗力の低下が起きます。さらに傷を治そうと組織を作る細胞の働きも抑えてしまうため、治療後の治りも悪くなるのです。
そして、「ヤニ」が歯の表面に付着すると、歯がざらつき歯周病の原因となるプラークや歯石汚れ、細菌が付きやすくなってしまうのです。
近年ではアイコスなどの加熱式タバコを使用する方も増加しています。従来の紙タバコに比べるとタールなどの有害物質が少ないと言われていますが、それでも体やお口への悪影響を及ぼす物質は含まれているためやはり健康被害は起こるのです。
健康を守るために禁煙を
禁煙をすることで、これらの危険性が下がっていくことも研究の結果分かっています。禁煙をすることで
歯周病へのかかりやすさは4割も減少します。また、治療後の治りも非喫煙者とほとんど差がなくなります。歯周病だけでなく、他の病気においても喫煙をすることでリスクが減少していくのです。
百害あって一利なしの喫煙。喫煙をやめることが歯周病予防においてはとても効果的です。ご自身の健康を守るためにもぜひ禁煙を!
歯科医院の定期的な受診
そして何より大切なことは歯科の定期受診です。定期健診を行うことで、ご自身では気付かなかったお口の中の異変を早期に発見し、早期に治療することが可能になります。また、治療が終わったら安心!ではありません。特にリスクが高いお口の環境である方はその後の再発リスクも高いため、治療後の予防が何よりも重要になるのです。治療を終えたあとこそ、歯科への受診を継続していきましょう!
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