千葉市緑区、土気駅徒歩5分のかつらやま歯科医院、ママさん歯科衛生士の桑村です。当院は「できる限り削らない」「できる限り神経を残す」治療を行い、生涯ご自身の歯で噛むことができる、健康で笑顔の美しい生活をサポートすることをポリシーにしています。
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夏休みですね!帰省やレジャーなどお出かけすることが多いこの季節・・・
元気に遊んで子供たちにたくさんの思い出を作ってあげたいですね!
しかし、そこでついてくるのはケガ・・・
万が一起きてしまった時に慌てないようにお口のケガについてお話したいと思います。
歯の外傷は子どもにとって、とても怖いものです。 しかし、適切な処置を知っていれば、歯や歯ぐきへのダメージを最小限に抑え、お子さまを安心して治療へと導くことができます。 この記事では、お子さまの歯の外傷でよくあるケースと、その応急処置、そして日頃からできる予防策についてお話ししたいと思います。
1. 歯の外傷でよくあるケース
お子さまの歯の外傷は、転倒や遊具との衝突、スポーツ中の事故など、さまざまな状況で起こります。 ここでは、特に多い3つのケースをご紹介します。
① 歯が欠けた、折れた
転倒やぶつかった際に、歯の一部が欠けてしまったり、大きく折れてしまったりすることがあります。
<応急処置>
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落ち着いて、まずは出血があれば清潔なガーゼで圧迫して止血します。
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欠けた歯の破片があれば、探して保管してください。牛乳や生理食塩水に浸しておくと、再接着できる可能性があります。
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歯の破片が見つからない場合でも、すぐに歯科医院を受診しましょう。
② 歯がグラグラしている
転倒などの衝撃で、歯が一時的にグラグラすることがあります。 これは、歯を支えている歯ぐきの周りの組織がダメージを受けている状態です。
<応急処置>
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お子さまに歯を触らせないようにしましょう。
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自然に治ることもありますが、放置すると歯の神経が死んでしまったり、歯ぐきが腫れてしまったりする可能性があります。
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念のため歯科医院を受診して、適切な処置を受けてください。
③ 歯が抜け落ちた(脱臼)
<応急処置>
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歯が抜け落ちた場合、パニックにならず、まずは冷静になって行動することが重要です。
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歯を元に戻せるかどうかは、迅速な処置にかかっています。
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歯の根っこは絶対に手で触らないようにしましょう。
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歯についた汚れは、水道水で軽く洗い流すか、拭き取ります。
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可能であれば、すぐに歯を元の穴に戻してください。 戻せない場合は、乾燥させないように牛乳や生理食塩水に浸して、すぐに歯科医院へ連絡しましょう。
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抜けてから1時間以内に処置を開始することが、歯を助けるための重要なポイントです。
2. 応急処置の3つのポイント
上記のケースでご紹介したように、歯の外傷で重要なのは「迅速な対応」です。 ここでは、どんなケースでも共通して意識してほしい3つのポイントをお伝えします。
① 慌てない
まずは落ち着くことが大切です。 お子さまも不安でいっぱいです。 「大丈夫だよ」と声をかけ、安心させてあげましょう。
② 破片や抜けた歯を探す
<歯の保管方法>
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歯の乾燥を防ぐことが重要です。
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抜けた歯や欠けた歯の破片は、牛乳や生理食塩水、または唾液の中に入れて保管します。
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タッパーなどの密閉できる容器に入れて、歯科医院へ持っていきましょう。
③ 歯科医院に連絡する
すぐに歯科医院に連絡し、状況を伝えて指示を仰ぎましょう。 夜間や休日の場合は、救急対応している歯科医院を探す必要があります。 いざというときのために、かかりつけの歯科医院の連絡先を携帯に登録しておきましょう。
3. 日頃からできる予防策
お子さまの歯の外傷は、日頃のちょっとした心がけで防ぐことができます。
①お子さまの周りの環境を整える
②危険なことをしっかりと教える
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お子さまが遊ぶ場所の安全を確認しましょう。
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つまずきやすいものや、尖った角のある家具がないか、日頃から注意してあげましょう。
お子さまの歯の外傷は、いつ、どこで起こるかわかりません。
しかし、適切な知識があれば、いざというときも冷静に対応することができます。
もしもお子さまの歯の外傷でお困りでしたら、いつでも当院にご相談ください。
お子さまの歯の健康を、一緒に守っていきましょう。

文責)明海大学歯学部歯周病科客員准教授、かつらやま歯科医院院長、歯学博士 葛山賢司
歯についてお悩みの方は千葉市緑区、土気駅徒歩5分、かつらやま歯科医院までご相談ください。
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