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ブログBLOG

マイクロスコープ2台導入!マイクロスコープによる根の治療②

ようこそ、かつらやま歯科医院へ!
当院は今年で開院22周年を迎えます。開院以来、徐々に新規設備投資を続け、お越しいただいた方の歯を守るべく、最新治療に取り組んできました。この9月2日にはさらに新しい設備投資を行います。
 
それは、マイクロスコープ!現在、歯科界で最も注目を集める最新機器です。それをなんと2台も追加導入!!これで、当院のマイクロスコープは合計3台になります。近隣の歯科医院でもマイクロスコープを3台兼ね備えている所はあまりないと思いますが、この追加導入により、当院が推し進める「できる限り削らない、神経を取らない、痛みの少ない治療」を推し進めることができるのではないかと思っています。
前回のブログに引き続き、マイクロスコープを使った根の治療、についてお話しています。
当院にお越しになる方で、このような方がいらっしゃいました。やはり他院で根の治療をされた方が
「歯が急に痛み出した。痛み止めを何錠も飲んだが、最後には痛み止めも効かなくなった」
と言って、当院へお越しになりました。その方は40代の男性で、高校の体育の教師をされていて、よく日に焼けた、とても逞しく、がっしりとした体型の方でした。その方が診療チェアーに座り、根の治療が始まると、根の中の汚れを取るために必要な先のとがった器具が歯の中に入る度に、「ウっ、ウっ。」という声を漏らすのです。この方には治療開始前に2本ぐらい麻酔をしていました。ところが、歯の炎症が強く、麻酔の効きが悪いのです。
 
治療が終わった後、その方の目には涙が浮かんでいるように見えました。屈強な体育の先生が涙する、相当に痛みがあったに違いありません。しかも、一回だけでは根の中の汚れが取り切れず、また痛みが出る可能性があるので、数日おきに3回治療に来ていただきました。仕事のスケジュールをやりくりしての通院は、大変だったに違いありません。
従来の根の治療の最大の欠点は、歯科医師が手探りの状態で治療を行い、根の中を清掃するので、根の先までキレイに清掃しにくいということです。
 
想像してみてください。一本一本の歯は、よく見てみると思ったより小さい物です。その小さい歯のさらに奥の根の中まで、歯科医師は裸眼で果たしてよく見えるのでしょうか?しかも一本一本の根は中でさらに複雑に枝分かれしています。その一本一本をレントゲンやCT撮影することなく、確認することが本当にできるのでしょうか?
 
根の治療はその歯を抜歯の危機から救い、長く持たせるためのとても重要な治療です。その大事な治療を歯科医師が目隠ししたまま行っていたとしたら、あなたはどう思われますか?「冗談じゃない!」と思いますよね。でも、それが今までの根の治療の真実だとしたら、あなたはどうしますか?