ようこそ、かつらやま歯科医院へ!葛山 祐子です。
私たち、歯科医院をマネジメントする立場の人間にとって、自分たちの強みは何だろう?ということは、度々考える問題です。昨日、そのヒントになるような出来事がありましたので、それに基づいて、私たちのマネジメントの強みを考えてみました。
計画停電の影響で、休診に追い込まれる医院も多く、少しずつ経営を圧迫していると聞きます。当院もその例外ではありません。普段は売り上げのことをスタッフにほとんど言わない院長が、「さすがに売り上げがまずい」という話をしだした、ということを聞きました。そのお気持ちよくわかります。
ただ、ここで私が驚いたことは、当院では現状の売り上げや、私たちが目標としている売り上げ数値、その理由まで、全てスタッフに明らかにしているので、そういう医院と当院の大きな違いにとても驚きました。と同時に、このやり方が、当院の強みだ!という思いに至りました。そうです、当院では、情報を出来る限りオープンにしています。今年は、新しいプロジェクトを立ち上げ、材料費、電気代、水道代までオープンにする予定です。
なぜ、こんなことをするのか?理由は明らかです。私たちは、スタッフ一人一人に、かつらやま歯科医院の「自分の病院」と思ってほしいのです。かつらやま歯科医院は、院長一人のものではありません。ここに所属するスタッフ一人一人のものです。そう感じることで、スタッフ一人一人が、生き生きと働くことが出来ると思うのです。
それに、院長や私の知恵などたかが知れています。優秀なスタッフの知恵を結集することで、かつらやま歯科医院がより良くなると思うのです。そのためには、それを判断するための情報が必要です。現状の数字がどうなっているのか?病院の目的は何なのか?どこを削ったらいいのか?それを、スタッフ一人一人が判断する情報の開示が必要なのです。だから、当院では全ての情報を出来る限りオープンにします。
私の子供が通う中学校の20周年の記念式典に、今年千葉市長が参加されました。そこで、市長は、「良い学校とは、その学校の生徒、教師、保護者、そして学校を取り巻く地域の人々が、その学校を『自分たちの学校だと思っている』そういう学校なのです。」と言われていました。この言葉はそのままかつらやま歯科医院にも当てはまります。スタッフ一人一人が「自分たちの歯科医院」だと思ってほしい。スタッフ全員で、この病院をより良くしたい、のです。
これからも情報をオープンにしていきます。それが、私たちのマネジメントの強みなのです。