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ブログBLOG

何のために働くのか?

ようこそ、かつらやま歯科医院へ!葛山 祐子です。

前のブログから、すっかり間が空いてしまいました。この間、入社式、そして新入社員の研修などを行っていました。当院には、この4月から新人の歯科医師1名と、新人歯科衛生士1名が新たに勤務しています。彼らの紹介は、また近いうちに写真付き!でご紹介いたします。

今日は、昨日の終礼でスタッフに話した「何のために働くのか?」という話を、自分への覚書の意味も込めてブログにも書いてみようと思います。新人スタッフにとって、働く心構えを伝えるためにも、昨日話してみました。もとは、この話は、私がある著名な先生の講演を聞いて、それをもとに組み立てたものです。

人は何のために働くのか?

親が子供に願うことは何でしょう?

良い成績を上げてほしい。良い学校に入ってほしい。良い大学に入ってほしい。良い会社に就職してほしい・・・。数え上げればきりがないくらい色々あります。でも、ここにあげたことは、昨今の中学受験などの過熱ぶりを見ていると、多くの親が子供に対して持っている期待ではないでしょうか?

でも、ここで「なぜ?」という質問を繰り返して、親の本音を探っていきます。「なぜ、良い学校に入ってほしいのですか?」「なぜ、良い大学に入ってほしいのですか?」「なぜ、良い会社に就職してほしいのですか?」と質問を繰り返していくと、不思議なことに、最終的には多くの親の答えは一致するようです。その答えとは、「子供に幸せになってほしいから。」

では、ここでいう幸せとは、どんな状態を指すのでしょう?これに関しては、表現の違いこそあれ、やはり、親が持つイメージは最終的には一致するようです。そのイメージとは、「健康で、ある程度のお金があって、人から感謝され、人から信頼され、人から愛される状態にあること」だそうです。

では、その様な状態に、全ての人間がなることが出来るのでしょうか?そうではありませんよね。社会人になっても、その様な状態になれる人と、なれない人2種類あるようです。社会人として、仕事もプライベートもやりがいを感じ充実している人と、社会の厳しさを感じ、感謝や信頼を得ようとしても得られない、と感じている人の2種類です。

では、この2種類の人を決定的に分けてしまう資質とは何でしょうか?それがあるかないかで、その人が幸せになれるかなれないかを分けてしまう根本的なものとは何でしょうか?

それは、「他の人を幸せにすることができる資質」、もっと言えば、「自分はさておき、他の人の喜びを自分の喜びと感じることが出来る資質」だそうです。この資質のあるなしが、その人の幸せの状態を決めてしまうのです。

「他の人を喜ばせる、簡単や~」なんて、早合点してはいけませんよ。永続的に、他の人を幸せにし続けるには、他の人にはできない技術や知識が必要なのです。他の人と同じことをやっていても、大きな感動や、感謝、信頼、ひいてはその人への愛は生まれません。他の人にはまねできないその人特有の性格、他の人が及ばない知識、技術が必要なのです。

そのためには、勉強し続け、知識を得続け、自分を磨き、高める必要があるのです。社会人になれば勉強しなくていい、というのは大きな間違いなのです。

幸い、私たち歯科医療従事者は、他の人が真似できない技術を持っています。その技術を、大いに人のために役立てましょう。私たちが日々磨きをかけている知識を、大いに人のために役立てましょう。より多くの人を少しでも幸せにすることに全力を尽くしましょう。

なぜなら、「情けは人のためならず」、結局は、自分に返ってくるものだからです。