ようこそ、かつらやま歯科医院へ!
初めて義歯を入れた方へ、義歯の扱い方についてお伝えしています。
本日は「食事」についてです。初めて義歯を入れてお食事をするのはなれないものです。
以下の点に注意してお召し上がりください。
●義歯で食事をすることを練習するには忍耐と根気が必要です。食事が最初は困難であっても、落胆してはいけません。噛み砕きやすい食物から始めて、ゆっくり少しずつ食べましょう。それからだんだん一度に噛む量を増やします。そうすれば、いつかは以前と同じ速さで食事ができるようになれます。
義歯は天然の歯のように歯根によって顎のうちの骨に固定されているわけではありませんから、これまでの習慣を次の2つの点で変える必要があります。
1.前歯で食物をかみ切ってはいけません。義歯が動揺しないでかみ切れる箇所を探しましょう。(たいていは犬歯のすぐ後ろの部位でしょう)固い食物は(例えばパンの皮)、手で上方に押し当て、上の義歯を支えながら、下の義歯でかみ切るようにしましょう。
2.できるだけ片側の歯だけで噛むのを避けましょう。食物を舌で口の両側に分け、義歯が均等に押し付けられるようにすれば、義歯の動揺を防ぐことができます。
最初は、食物のかすが義歯の下に入り込みやすいものです。しかし、義歯が完全に収まり、口腔内の軟組織が適合してしまえば、それはなくなります。