こんにちは^_^ 助手兼歯科技工士の岡廻です。
前回 初めてのブログで「優しい気持ち」について少し触れましたが、今回はうちの17才の老犬ココアのお話です。
ココアは10年前保護犬として収容所からボランティアさんによって、殺処分される前に引き出してもらえたラッキーな犬です。
「犬が欲しい!」と、サンタさんに手紙を書いた娘達に命についてもっと考えてもらいたくてみていたサイトで「世捨て人⁉︎」というタイトルで紹介されていました。他の犬達のように喜怒哀楽を表現しないと…
想像でしかありませんが、ココアは劣悪な環境で仔犬を取る為だけに飼われ、始めは耳が聴こえないと思うほど、音にも反応が無く、名前すら付けてもらえてなかったのだろうと。気持ちを表現する道具…声帯を取られ。お腹にはまだ未熟な赤ちゃんを宿していました。
ココアは人間に金儲けの道具として使われ、ゴミのように捨てられた子でした。
ココアが家に来た時、他の犬のように(娘達が思い描いていた)犬らしい事、お座り、お手、ボール遊び、ガムを噛む、散歩、何一つ出来ませんでした。何一つ楽しい事を知らずに生きてきたの⁈
でも、ただ一つ すぐに出来たことがあります。
私達(人間)を許してくれたこと…信じようとしてくれたこと。
「許す。」人にとって一番難しい事だと思うのです。
特に、自分の人生、家族、愛する人を奪われるような悲しい事があったら…
人は出来ないから、地球上から争いや戦争が終わることがない。
だから、黒い優しい瞳でココアに見つめられると、いつかココアのようになりたいと
優しい気持ちに戻れる事があるのです。