皆さん、明けましておめでとうございます!
歯科衛生士の中村です。
インフルエンザや最近ではノロウイルスなど、
なにかと体調の崩しやすいこの時期ですが、
免疫力の低下は実は口腔内にも悪影響を起こしてしまいます。
免疫力に関係する細胞として、ナチュラルキラー細胞(=NK細胞)と
いうものが体内にはあります。
NK細胞はがん細胞に対する免疫力が高く、
体内ではがん細胞を取り締まる
「お巡りさん」のような役割りを果たしています。
しかし、NK細胞の活性を大きく妨げるのが歯周病です。
「お巡りさん」であるNK細胞は歯周病に対しても働くのですが、
逆を言えばその間はがんに対する働きが手薄になるのです。
がん細胞は毎日体の中で数千個生まれていると言われていますが、
そのがん細胞を通常は全員のNK細胞で取り締まっているのに対し、
歯周病になっている人は歯周病に半分、がん細胞に半分で
行わなければならなくなり、多くのNK細胞が無駄に使われてしまいます。
NK細胞をしっかりとがん細胞へ働きかけさせるためにも
日頃から歯周病予防を中心とした口腔ケアを心がけることが大切ですネ
NK細胞の活性を高めるには睡眠や食事などのバランスのとれた
規則正しい生活を送ることやストレスを溜めないことが挙げられますが、
笑うこともとても重要と言われています。
普段からよく笑っている人は免疫力が高く、
きっと長く健康でいられるはずです^^