ようこそ、かつらやま歯科医院へ!
これまで数回にわたり歯科のエックス線検査について、気になる放射線量から、話題の歯科用CTまでお話をしてきました。エックス線撮影は、私たち医療従事者が患者さんのお口の中のトラブルの原因を特定し、正確に診断して、最小の介入で最善の治療を行うための重要な検査です。今緊急に治療をすべきなのか、あるいは今のところ治療せずに経過を観察していくべきなのかなど、将来のお口を予測しながら検討することができます。
そして、エックス線写真は、治療終了時の経過観察にも役立っています。治療終了した歯が良い状態のまま維持されているか、むし歯・歯周病などに侵されていないかを確認するため、メインテナンス時に定期的においでいただいた際に、必要に応じて撮影させていただきます。こうすることで、患者さんのお口の健康をしっかりと見守っていくことができるのです。
特に当院では、口内環境検査を受けて、予防のプランを立て、そのプラン通りに定期的に予防歯科へご来院されている方が非常に多いので、担当歯科衛生士はじめ、責任をもって口腔内の健康を管理させていただいています。そのため、最低でも一年に一度は全体的なレントゲン写真の撮影をさせていただいています。むし歯・歯周病の進行は、目で確認するだけで判断することはとても難しいことです。必要最小限の治療、つまりできる限り削らない、神経を取らない、そして痛みの少ない治療を行うためにも、ぜひ一年に一度の全体的なレントゲン写真の撮影、CT撮影も含めてご理解、ご協力のほどお願いいたします。
エックス線写真撮影、歯科用CT写真撮影は自覚症状のないトラブルや直接見えない部位を見られるだけでなく、治療後の経過観察や健康維持に役立つ患者さんのお口の貴重な記録です。定期的に歯科医院の予防歯科でメインテナンスを受け何年かごとにエックス線写真を撮って、見えないところを確認しながらお口の健康を守っていきましょう。
*当院では必ず防護エプロンの着用をお願いしています
歯科で用いられる放射線は、特定の部位に近距離から当てられるため拡散しにくく、撮影の際に体が二次的に受ける被ばく量は大変低いといわれています。しかしながらゼロではないので、当院では必ず防護エプロンの着用をお願いしています。ただし、このエプロン、大変重いのが難点です。特にCTレントゲン撮影の際は、機器がお顔の周りをまわるため、背中も保護する必要があり、お体の全面と背面にかかるエプロンを着用していただきます。仮に直接歯にあたるエックス線が誤って別の部位にあたっても、防護エプロンの鉛の厚さが0.3ミリのものであれば浴びる放射線の量を100分の1程度に減らすことができます。安心してエックス線撮影に臨んでいただければと思います。
また、ご妊娠中の方は特にご不安だと思いますので、必ずその旨ご来院時にスタッフへお伝えください。ご妊娠中の方でも防護エプロンを着用すれば、安心して検査を受けていただけますし、ご不安な方は、ご相談の上、撮影をご出産後まで延期させていただくこともあります。
CTレントゲン画像をもとに説明する院長
千葉市 緑区 あすみが丘 できる限り削らない 神経を残す 痛みの少ない歯科医院