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ブログBLOG

今すぐ始めよう歯周病対策!



こんにちは。
歯科衛生士の土橋です。
今回は歯周病と歯周病対策についてお話しします。
まずは「歯肉炎」と「歯周病」の違いについてご説明します。
症状の進行程度によって歯肉炎と歯周病に分けられます。歯肉炎は炎症が歯ぐきだけに起こっている状態です。歯磨きを頑張り、炎症が治れば回復します。歯周病は歯肉炎を放置し、歯を支えている骨である歯槽骨にまで炎症が及び、骨が溶けている状態です。骨は一度溶けると元には戻らないため、ここまで進行してしまうとどれだけ歯磨きを頑張っても元の状態まで回復させることはできません。
歯周病はいつの間にか歯が抜ける怖い病気だとよく言われます。しかし歯周病は本来、それほど怖い病気ではありません!それなのに歯周病で困っている人が多いのは症状の悪化を見過ごしてしまった「手遅れ症状」があとを絶たないからです。
たしかに歯周病はプラークにひそむ歯周病菌の出す毒素によって歯の周りに炎症が起き、悪化すると歯がグラグラして抜けてしまう病気です。
しかし歯周病の進行は通常とてもゆっくりで、手の施しようがないほど悪化するには、それなりの年月がかかります。手遅れになる前に、歯科医院で歯周病菌の溜まり場である歯石をきれいに取って、あとは毎日しっかりと歯磨きをし、定期的に歯科医院で歯ぐきの中をよく洗うだけでバッチリ予防できる病気なのです!
まず歯周病予防に必須なのが、検査です。歯ぐきの中は自分で見ることができないため、ご自分の歯ぐきの中が今いったいどんな状態なのかを、手遅れにならないうちにきちんと調べることが重要です。歯周ポケットの測定や、レントゲン写真の撮影、お口の中の診査、問診などを行います。検査の結果、必要ならば歯石とりを行い、その後も定期的に検査、お掃除をしていくことで歯周病予防、進行予防ができます。
さらに毎日のお家での歯磨きを、磨き残しなくしっかり行うことが一番重要です!!歯ブラシだけでなく、フロス(糸ようじ)や歯間ブラシなどを適切に使用し菌の塊であるプラークを必ずその日のうちに除去しましょう。磨き方が分からない箇所や、磨きにくい箇所があれば歯科衛生士が一人一人にあった最適な磨き方、道具をご提案いたします!ぜひご相談ください。
また、喫煙者は歯周病のリスクが非喫煙者に比べ非常に高いことが分かっています。進行も非喫煙者に比べて約10年も早いというデータもあります。もし喫煙をしていれば禁煙を始めることから始めましょう。
私たちと一緒に歯周病対策をすぐにでもはじめ、健康なお口の中を維持していきましょう( ^^)人(^^ )