今回はホワイトニングについてです！歯が黄ばんでいると気になる方も多いと思います。しかしホワイトニングというと、シミないかな？と心配する方が多いです。ご安心ください、日本のメーカーが開発したホワイトニング剤は、日本の患者さんのニーズにこたえて、独自の開発がされています。漂白成分を低濃度に抑える一方、基材を工夫してより高い漂白効果と低刺激性を両立したホワイトニング剤へと進化しています。こうした薬剤の進歩に加え、さらにホワイトニングの薬剤である過酸化尿素、過酸化水素はオキシドールの仲間です。殺菌効果があるため唾液に浮遊しているむし歯菌や歯周病菌を減らす効果も期待できるのです！


もうひとつ、最近注目されているのがホワイトニング直後に起きている歯質の強化。ホワイトニングをすると、歯を覆っている透明な膜「ペリクル」が剥がれるのですが、この膜がなくなることで唾液に含まれるカルシウムなどの成分が邪魔されずに歯に戻り、歯質が硬く丈夫になっていることがさまざまな研究によって明らかになっています。


日本で現在厚生労働省に認可されているホワイトニング用薬剤は、歯科医師が処方するもののみです。ただ最近では日本でも、海外の薬剤がネットで手軽に入手できるようになりました。トレーを使う本格的なものからシール状のものまでいろいろあるようです。そんななか気になるのが自己流ホワイトニングの弊害です。むし歯に気づかず薬剤を使って歯髄炎が起きたり、薬剤の使いすぎでハグキを痛めてしまう事例が少なくないのです。日本人の多くは歯が悪くなったら歯科を受診するというスタイル。たいへん残念なことですが、知らないうちにむし歯や歯周病になっていたという方が少なくありません。じつはホワイトニングはハグキが腫れた状態で行うと、薬剤がハグキから滲み出る血液にばかり反応してしまい、肝心の歯に十分に働きません。また、効果が出ないからと長時間薬剤を使用するとただれや知覚過敏が悪化するなどのトラブルが起きがちなのです。自己流で行わず、まずはお口の健康診断もかねて歯科医院に相談にいらしてください！

当院ではホームホワイトニングといって、歯科医院で型取りをしてマウスピースを作り、そこに患者さんご自身で薬剤を入れて行っていただく方法をオススメしています。さらに気になるのがホワイトニング後の白さがどれくらい続くのか？ということです。歯の色戻りの早さは食事や歯磨きなどによってだいぶ個人差がありますが、毎日のご自宅での歯磨きをしっかりと行い定期的にクリーニングを受けると、白さが長持ちします！クリーニングは歯の健康維持にもとても効果が高くオススメです。ホワイトニングが終わったらぜひはじめてみてください！


何かお困りのことがおありでしたら、千葉市緑区かつらやま歯科医院までご相談ください。