千葉市緑区、土気駅徒歩5分のかつらやま歯科医院、歯科衛生士の桑村美佐です。当院は「できる限り削らない」「できる限り神経を残す」治療を行い、生涯ご自身の歯で噛むことができる、健康で笑顔の美しい生活をサポートすることをポリシーにしています。
また千葉市の妊婦・産婦健診も行っていて、小児歯科・小児予防歯科にも力を入れています。今回は「食べる姿勢」についてお話したいと思います。このブログは2分で読めます。
★Q保護者からのよくある質問:「うちの子、ごはん食べるのが遅くて気になっています。よく噛まずに丸飲みするように食べる事もあって・・・」
上記のようなご質問をよく保護者の方から頂きます。「食べるのに時間がかかる」「噛まずに丸飲みしている」「食べる時にくちゃくちゃしている」などお子さんの食べる事にお困りごとを抱えている親御さんが増えています。
原因は複合的ですが、まず気をつけていただきたいのが「食べるときの姿勢」です。安全に食べるために、そしてお口の機能と歯並びを育てるために大切な「食べる姿勢」についてお話します。
★A上手く食べられない原因は食べる姿勢です
うまく食べられない理由には、お子さんのお口の状態と食形態(食べ物の大きさやかたさ)が合ってない。お口やあごの筋肉がまだ十分に発達していないなどが考えられますが、意外に見落としがちなのが「食べるときの姿勢」です。
食べるために何が必要なのかを考えたとき、専門家の視点でよく言われるのは次の3つです。
①形態:食べるために必要な歯が生えているか、歯は健康か、よく噛める噛み合わせになっているか。
②機能;それらを協調運動させる筋肉や神経が発達しているか。
③意欲:お子さんに「食べたい」という気持ちがあるか。
ただ、このほかにも大切な事があります。それが「食べる姿勢」です。
食べる時の姿勢は、食べやすさ・食べにくさに直結し、お口の動きや舌の動きのほか、誤嚥や窒息の予防などの「安全な飲み込み」にも関係します。そこで今回は、正しい「食べる姿勢」とそれがどんな影響をもたらすのかをお話したいと思います。
★正しい食べる姿勢とは?
良くない食べる姿勢と正しい食べる姿勢を表した下の図をご覧ください。
よくない「食べる姿勢」
良くない食べる姿勢のポイントとして
・机が高すぎて腕が自由に動かせない
・椅子が高く足の裏が床についていない
・机が高いので食事を目で楽しめない
・お茶碗を持ち上げずに食べている
この他にも
・肘をついて食べている
・猫背で食べている
・スマホやテレビを見ながら食べている
なども挙げられるかもしれません。
その一方で「正しい食べる姿勢」は以下の通りです。
正しい「食べる姿勢」
正しい食べ方のポイントとして、歯科の観点から、特に以下の点にご注意ください。
・前歯で噛みきり奥歯で咀嚼する:前歯で噛み切れないお子様が増えています
・お口を閉じて咀嚼する:食べる音が「くちゃくちゃ」しているのは、お口を閉じて咀嚼できていない証拠です
・水やお茶で流し込まない:噛む機能を発達させるためにも、水などで流し込むのはやめましょう
★正しい食べる姿勢で全身の健康アップ!
正しい姿勢とは、よく噛めて安全に飲み込める姿勢です。食べやすく飲み込みやすいのはもちろん、お口の筋肉をしっかり動かしやすい姿勢なので、お子さんの食べる機能の成長がおのずと促されます。
お口の筋肉をしっかり動かして食べられるようになる事で顔面やあごの成長発達につながるほか、舌やほおを動かす力やくちびるを閉じる力がついてきます。
これは歯並びにも影響し、お口ポカンの防止にも影響します。お口をポカンとしているお子様が増えています。これは口呼吸を促進させるので、健康に悪影響を与えます。
姿勢の改善はちょっとの心がけでできますので、ぜひ今日からやってみてください!私達大人にとっても大事な「食べる姿勢」これを機会にみなさんもご自身の食べるときの姿勢を見直してはいかがでしょうか?
歯についてお悩みの方は千葉市緑区、土気駅徒歩5分、かつらやま歯科医院までご相談ください。特に「根の治療」「小児歯科」「予防歯科」に力を入れ、できる限り「痛みの少ない」「削らない」「歯を残す」治療を目指しています。またお母様の治療中、お子様をお預かりする託児サービス「キッズサービス」もございます。初診のお申し込みは以下のWEB予約から:https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=995
文責)院長 葛山 賢司
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