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ブログBLOG

日本一子供のむし歯が少ない県はどこ?フッ化物洗口がその秘密!


千葉市緑区、土気駅徒歩5分のかつらやま歯科医院、事務長の葛山祐子です。当院は「できる限り削らない」「できる限り神経を残す」治療を行い、生涯ご自身の歯で噛むことができる、健康で笑顔の美しい生活をサポートすることをポリシーにしています。

また院長の他に歯科医師が2名います。女性歯科医師もいますので、妊婦健診、産婦健診、小児歯科・予防歯科にも力を入れています。今日お話しするテーマもズバリ、「お子様の虫歯予防」についてです。

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いよいよ夏休みも終わり、この間、お子様はお菓子などたくさん食べていませんでしたか?ハミガキきちんとできていましたか?「むし歯にならないかしら?」保護者の方はとても気になりますよね。

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かつらやま歯科医院は、You tubeチャンネルでも歯と全身の健康に関するお役立ち情報を配信しています。ぜひこのブログと併せてご覧ください。かつらやま歯科医院You tubeチャンネルはこちら



★お子さんの歯は予防歯科で守ろう!


まず、「むし歯」と言えば歯のトラブルの代名詞。特に子供のむし歯は昔より少なくなったとはいえ、いまだに保護者の皆さんにとっては悩みの種。さらに保護者の方を悩ますのは、お子さんの「歯医者嫌い」。

治療をする私たちスタッフも、お子さんが泣きわめく姿を見て「そんなに泣かなくても、怖くないよ・・」と思いますが、お子さんの立場に立ってみると「怖いものは怖い」ということでしょうか。その姿を見る保護者の方も大変な思いをされますよね。

ところが、お子さんに虫歯が無ければこんな大変な思いをする必要はありません。治療が必要ないお子様も当院には多いのですが、そのようなお子様は、定期的に予防歯科へ通われて、毎回歯科衛生士のお姉さんと楽しく話し、最後にはガチャガチャもできて、みんな笑顔で帰っていきます。



★日本一子供のむし歯が少ない県は「新潟県」!


次に、文部科学省は、全国の児童の発育状態や健康状態を調べた学校保健統計調査を発表していて、その中に「12歳児の一人平均むし歯本数」という項目があります。

12歳と言うのは永久歯がほぼ生えそろう時期で、12歳児のむし歯数は国際的な比較にも用いられているのです。その2016年度版で第1位に輝いた県は「新潟県」で、新潟県の12歳児の1人平均むし歯本数は0.4本と全国最小。なんと17年連続で日本一なのです!

さらにスゴイことは、12歳つまり中学1年生の8割はむし歯が1本も無いのです!虫歯が出来たことのない子供(小・中・高校生)の割合は、2016年には約81%とこの37年間で約4倍に増加しました。

では、一体新潟県はどのようにしてこのような快挙を成し遂げているのでしょうか?



★学校でフッ化物洗口!このうがいがポイント!


まず、新潟県の子供にむし歯が少ない理由、その一つは保育園や幼稚園、学校で実施されている「フッ化物(フッ素)洗口」にあります。

フッ化物=フッ素は歯磨き剤でおなじみの成分ですが、「フッ化物を含んだ溶液で口をすすぐこと」をフッ化物洗口と言います。新潟県では今から約50年前ある小学校で始まったのをきっかけに、市町村事業としてフッ化物洗口が県内各地へ普及しました。

実施方法はとても簡単。フッ化物が入った溶液で、1週間に1回、1分間、子供達にブクブクうがいをしてもらうだけ!洗口後は飲食しないのが理想ですので、園ではお昼寝前、学校では朝のホームルームで行っている所が多いようです。

例えば、千葉県歯科医師会でも、フッ化物洗口の重要性を県民に向かって発信しています。詳しくお知りになりたい方は千葉県歯科医師会のHPのフッ化物についての参考資料を以下のサイトからお読みいただけます。千葉県歯科医師会HPはこちら



★やはり、フッ化物は歯を強くする


では、フッ化物洗口はどのように虫歯予防に役立つのでしょうか?

飲食後、お口の中の細菌の出す酸や飲食物に含まれる酸などにより、歯からカルシウムが溶けだします。これを脱灰といいます。その後、時間がたつにつれ、だ液の作用で段々と溶け出したカルシウムが歯の中に戻っていきます。これが再石灰化。

その時にフッ化物がイオンの形でだ液中にあると、再石灰化のスピードが速くなるばかりか、歯の結晶をごくわずかですが硬く大きなものに変え、歯の表面の結晶性を増していきます。

その結果、酸に対する抵抗力が強くなり、むし歯になりにくくなります。この仕組は歯磨き剤などに含まれるフッ化物と同じです。ただフッ化物洗口は、その後口を水ですすがないため、適切な濃度のフッ化物が口の中にとどまりやすいのです。



★永久歯の生え始めから生え終わりをカバーせよ!


そこで、新潟県では、保育園の年中~中学校卒業まで、焼く10年を目安にフッ化物洗口が実施されています。この期間はまだ歯の質が弱いため、フッ化物で歯を強くすることに大変意味があります。永久歯は生えてから2~3年は、実は歯の質がとても弱く、むし歯になりやすいのです。

だから、最初の永久歯の生え始めから、最後の永久歯に生え変わってその歯が強くなるまで、つまり全ての歯が生えそろって強くなるまで、年齢で言うと保育園の年中~中学校卒業までをしっかりカバーできれば、その後高校生以降になっても虫歯を予防できる確率は56.3%と、フッ化物洗口を長い期間実施するほど予防効果が高まるのです。


★かつらやま歯科医院でもフッ化物洗口を推奨


このように、効果の高いフッ化物洗口を利用しない手はない!ということで当院でもフッ化物洗口キットを販売しています。このキットを使って、1日1回フッ化物洗口を行ってもらえれば、お子様の虫歯予防率は飛躍的に高まるはずです。

使い方もとても簡単。キットのピンクのボトルに水と粉を1袋入れて、付属のコップで量を測りうがいをするだけ!しかも1日1回これは続けやすいですよね。



また、かつらやま歯科医院ではむし歯・歯周病予防に非常に力を入れています。当院では、0歳児のお子様から虫歯予防が可能です。いえいえ、それ以前のお母様が妊産婦の間から、当院では千葉市の妊産婦歯科検診を行い、お母様に生まれてくるお子様のむし歯予防についてお話しています。詳しくは当院のHPマタニティ・小児歯科をご覧ください。マタニティ・小児歯科ははこちら


文責)葛山賢司
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