千葉市緑区、土気駅徒歩5分のかつらやま歯科医院、歯科技工士の岡廻です。当院は「できる限り削らない」「できる限り神経を残す」治療を行い、生涯ご自身の歯で噛むことができる、健康で笑顔の美しい生活をサポートすることをポリシーにしています。
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年末年始、コロナもある程度収まり、久しぶりに大家族で集まったりする予定の人が多いのではないでしょうか?
久しぶりにゆっくりのんびり親戚や知人とテレビを見ながらおしゃべりをし、ご馳走やお酒をダラダラとつまむのは、至福のひとときですよね。
アルコール飲料の殺菌効果?
「酒は百薬の長」とも言われますが、歯にとってはプラスではないようです。
では、せめて、どんな種類のお酒をどのようにして飲むのがいいのでしょうか?
殺菌・消毒に用いるアルコール濃度は、厚生労働省のコロナ消毒関連のホームページでも70%以上95%未満、なのでアルコール飲料、例えば、ビールだとせいぜい5%程度ですから、残念ながらコロナはもちろん、虫歯にも殺菌効果はありません。
しかも、ビールのpHは4と酸性ですし、ジョッキ1杯あたり10グラム以上の糖質も含まれています。利尿作用もありますから飲み過ぎると体が脱水状態になって、唾液の量が減少。汚れを洗い流す働きや抗菌作用が減弱しますから虫歯のリスクはさらに高まります。その上、酔っ払って、そのまま歯磨きもせず寝っちゃったりしたら歯にとっては最悪です。
pH5.5以下でエナメル質は溶ける!
歯は酸に弱いのでpH5.5以下の飲み物に長時間、触れていると溶けてしまいます。
ですからお酒と一緒におつまみとして、チーズなど中和作用のある物を一緒に食べたり、合間に水を飲めばある程度、酸の作用は弱めることができます。でも、就寝中は唾液の分泌量も少なくなるので、口が酸性のまま寝てしまわないように寝る前の歯磨きは必須です。
どうしてもアルコールを摂取したいとなったら何がベターなんでしょう?
pHで比べると(数値が低い程、酸性に傾いてます!)
梅酒 ph 2.2〜2.7
ハイボール ph 2.9
レモンチューハイ ph 2.5
白ワイン、赤ワイン ph 3.3〜3.8
ビール ph 3.9〜4.3
日本酒 ph 4.4
焼酎 ph 4.9
ウイスキー ブランデーph 5.0
ウイスキーやブランディが一番弱酸性です。
pH2.5前後というのはレモン酎ハレモンなどの柑橘系のソーダで割るとどうしてもpHは低くなってしまいます。ですから虫歯予防の観点からお酒を飲むならば、柑橘系のソーダを避けて、水、お湯、お茶割りをお勧めします。どうしても味を付けたければ、梅干のようなアルカリ性食品にして下さい。
あと、糖質について。
日本酒やワインなどの醸造酒には糖質が含まれていますが、ブランデーやウイスキー、焼酎などの蒸留酒は蒸留する過程で糖質などの成分が除去されるので、糖質による虫歯のリスクも少なくなります。
どうしても寝酒するというのなら蒸留酒、ブランデーってことですね。
ちなみに梅酒など果実酒には糖分も含まれる為
とても虫歯になりやすいです!
細菌に栄養を与えてしまいます!
(高カロリーなものも多い!)
ウイスキーはロックや水割りはph4.9以上
ですがハイボールにするとph2.9!!
飲み方によっても違いますので注意です。
基本的にだらだら飲みは
虫歯になるリスクが高いです!!
以上の事を少しだけ心に留めて頂き心に残る年末年始になる事を祈っております。
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文責)葛山賢司
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