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ブログBLOG

みんなで支えあってこそ

ようこそ、かつらやま歯科医院へ!葛山 祐子です。

あっという間に、月日が過ぎ去り、気がついてみたらブログを更新していないことに気がつきました…↓ち、ちがうんです、サボっていたわけではないのです、一つの理由は、これから書きますが、スタッフが休みをとったりしてと~ても忙しかったんです。それと、もう一つの理由は、自分の仕事のやり方として、1か月を大まかに3等分して、第1期をレセプトなどの事務整理、第2期をHP関係の仕事、第3期を院内ポスター作製と分けているので、今の時期はちょうどHP更新の時期なのです。(でも、毎日ブログを更新している先生もいるわけで、やはりこれは、ただの言い訳でしょうか??涙・・)

さて、5月の終わりころ、急遽あるスタッフが約1週間のお休みを取らなければならなくなりました。当院にとってなくてはならない仕事をしているスタッフだけに、とてもショックな出来事でした。でも、全スタッフが、そのスタッフがどうしても休みを取らなければならない理由を十分わかっていました。彼女がいない中、私たちだけで頑張るしかない…、全スタッフが心の中で決意しました。

とはいうものの、やはり大変なことの連続でした。私たちぐらいの規模だと、一人いないということがこんなにも大変なことなのか、と思い知らされます。自分の仕事以外に、交代で彼女の仕事の代わりをし、穴を埋めました。あるスタッフは、それまで全くやったことのない彼女の仕事を、2日間で覚え(強制的に??)、3日目には、一人でその仕事をこなしました。私がその仕事を教えていたのですが、2日目に、彼女が、「あ~頭が真っ白になっちゃって、パニックになっちゃいました・・。」と言った時には、さすがに、大丈夫かな・・?と不安になりましたが、3日目に一人でこなしたことを聞いて、「さすが、当院のスタッフ!!」と、手放しでほめてあげたい気持ちになりました。

院長も、勤務医のノブ先生も、診療が一人終わると、次の方をお通しできるようにチェアーの片付けを手伝ってくれました。みんな必死です。なんとか、患者様をお待たせすることがないよう、必死に仕事に励みました。必死に、必死に励んで、どうなったか?休みを取った彼女から、こんな言葉をもらったのです。

「休みをもらえてよかったです。そうしなければ、一生後悔していました。」

この言葉を聞いたとき、私は今までの彼女不在の大変さが一度に吹き飛んだ気がしました。彼女に休みを取らせてあげられて本当に良かった、と思いました。彼女の一生の中で最も大切だったかもしれない時間を充実した時間にしてあげられたからです。そう私たちに言ってくれた彼女と、私達との関係は今まで間違っていなかったし、これからも良い関係を築いていける気がしました。彼女は、本当に大切な仲間だ、と思いました。

ちょうど同じ時期に、当院を退職したスタッフの結婚式がありました。こちらにも、忘れずに当院のスタッフからのお祝いのメッセージを送りました。

形こそ違え、スタッフの人生のもっとも大切な瞬間に立ち会えたことを、心から嬉しく思っています。私たちにとっても忘れられない出来事になると同時に、スタッフにとっても私達との関係が忘れられないものになると思うからです。正に、一生のお付き合いが出来ると思うからです。

確かに患者様から頂いた嬉しいお言葉もとても心に残ります。でも、心に染みいるのは、やはり苦楽を共にしている仲間からの一言です。だから、私たちは彼女の分まで頑張らなければなりません。そうすることで、彼女が安心して休みを取ることが出来るのです。とても素晴らしい関係ではないかと思います。みんなで支え合うからこそ、素晴らしい関係が気づけるのだと、今回の出来事を機に改めて思いました。

良いチームワークの基礎は、やはりお互いを支え合う気持ち、そしてお互いへの細やかな心配りだと思います。特にリーダーは、危機の時こそ、強いリーダーシップではなく、一人一人への細やかな心配りを示すべきだ、と新聞で読んだことがあります。これを読んでいたので、彼女が不在の間は、朝礼で、彼女への心配りと、お互いを支え合う必要性をスタッフに伝えていました。スタッフはわかってくれたかな・・・?

危機はチームを結束させる力を持つ、そんなことも学べた1週間でした。