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ブログBLOG

起業家の精神

ようこそ、かつらやま歯科医院へ!葛山祐子です。

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

当院は5日(木)より通常通り診療いたします。

さて、新年皆様いかがお過ごしですか?私は長女がことし受験を控えているので、帰省することなく家で過ごしています。お正月ともなると土気の町は静かですね。人通りや車の往来が少なく、のんびりした雰囲気でとても良い感じです。こういう雰囲気に浸っていると、日頃気ぜわしいのは、人通りや車の往来が多いせいではないかと考えてしまいます。日常生活に戻れば、人通りや車の往来が多いのはいたしかたないので、せめて、それにつられて気持ちのゆとりを忘れることがないよう、気をつけたいと思います。

私は1月1日、2日と夜9時からNHKの特別番組「スタンフォード大学ティナ教授の特別授業」を見ました。最初はちょっとした興味本位で見たのですが、見ているうちに番組に引き込まれ、ついつい2日連続してみてしまいました。ティナ先生、凄いですね~。明るくて、優しくて、バイタリティーの塊のように見えます。2日間を通じてブレインストーミングの極意を教えてくれるのですが、「なるほど」と思えるアイデア、言葉に満ち溢れていました。大阪大学の学生に教えているのですが、その学生たちが2日間の講義の終わりに感想をまとめた言葉も、素晴らしいものばかりでした。私の心に残った言葉を挙げてみます。

1.楽しむことは大事

 これは、当院でも去年心がけて行ってきたことです。日本の企業は外国に比べてFunの要素が少ない、と言われています。当院では出来る限り楽しむ要素を取り入れたい、と考え、患者様へのイベント、スタッフ間のイベントを大事にしてきました。でも、まだまだ足りないですね。今年はもっともっと楽しみたいと思います。この番組を見ていると、楽しむことの重要性は、楽しむことで恐らく個々人の殻が破れることにあるのではないかと思います。リラックスした雰囲気の中では、確かに色々なアイデアが生まれやすい。また、お互いのコミュニケーションもとりやすくなります。ですから、まずは楽しむ。辛いことも楽しむ。どんな状況に置かれても楽しみを見出す。それは、精神力の強化にもつながるのかもしれません。

2.否定は世界をしぼめてしまう。

これも、昨年は気をつけて行ってきたつもりです。講義中のティナ先生を見ていると、学生のいうことを決して否定しない。時には、あまりに迎合過ぎるのではないかと思うのですが、それでも、学生の一人はこう言っていました。「先生は、僕たちのいうことを否定しないので、これでもいいんだ、と思って、安心して意見をいうことが出来る。」と。なるほど~。やはり、否定は可能性を奪い、世界をしぼめてしまうのですね。相手も決していい加減な気持ちで言っているわけではないのですね。精一杯考え、意見を言ってくれる。それをまずは認める。その姿勢が大事なのですね。これは、子供にも当てはまるのかもしれません。でも、子供のほうがもっと難しいかも・・・否定ばかりしてしまう自分に猛反省です。

3.価値のない所に価値を見出すのが起業家である

この特別授業の中で、ティナ先生は、学生たちに「ごみ箱の中のごみを宝物に変えなさい」という課題を出しました。学生たちは面喰い、戸惑い、それでも仲間たちと前に進み始めます。最後に学生たちは、ごみを見事に宝物に変えて見せるのです。そこに秘められたティナ先生のメッセージは、「他人が価値がないと見捨てたものに価値を見出すのが起業家である」ということでした。そうして価値を作り出し、新しい世界を作り出すのが起業家である、と。発想の転換でしょうか。こう考えることで、地平線が広がる気がします。

そのほかにも、心に残るメッセージがたくさんありましたが、今年は、特に上の3つに力を入れていきたいと思います。当院には素晴らしいスタッフがたくさんいます。彼、彼女たちの力をフルに発揮できる環境を整えるの他私の役割です。今年は、かつらやま歯科医院におけるティナ先生のような役割を“部分的にでも”果たせたらいいなあ・・・。