ようこそ、かつらやま歯科医院へ!葛山祐子です(*^^)v
今月の話題の健康本のご紹介コーナーでは、順天堂大学医学部教授小林弘幸氏が書かれた「なぜ『これ』は健康にいいのか?」をご紹介します。「副交感神経が人生の質を決める」というサブタイトルが書かれたこの本は、「人はどうして病気になるのか?」の答えとして「自律神経のバランスが崩れるから」をあげています。自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2種類に大別され、交感神経が体を支配すると体はアクティブな状態になり、副交感神経が支配すると体はリラックスした状態になります。体が最も良い状態で機能するのは、小林先生によると、実は交感神経も副交感神経も両方高いレベルで活動している状態の時だったそうです。
ではどういう時に人は病気になりやすいのかというと、交感神経活動レベルが異常に高く、副交感神経活動レベルが極めて低い時だそうです。この状態が持続すると、体のあちこちに不調が現れ、病気になってしまうのだそうです。
自律神経をコントロールするポイントはズバリ「ゆっくり」を意識することだそうです。「余裕」を持った行動をし
ているかどうかが、実は自律神経のバランスに大きな影響を及ぼすそうです。小林先生は一例として朝30分の余裕を持つことの重要性を説いています。十分な睡眠をとり(睡眠不足は自律神経の大敵!)目覚めた朝に、30分の余裕を加えるだけで自律神経が安定し、集中力が高まり、健康にも良い影響を及ぼすそうです。そうはいっても、朝寝坊してしまったらどうするか?小林先生が教えるとっておきの方法は・・・「歯磨きをゆっくりする」だそうです!!ゆっくり歯磨きをすることで安定を欠いた自律神経を元に戻す。これはもちろん歯にも良いことです。お試しください(*^_^*)