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今月の健康本のご紹介コーナーで取り上げる本は、少し前に刊行されたものですが、著者の一人である幕内秀夫さんは、ベストセラーにもなった「粗食のすすめ」で、これまでの栄養学の常識を覆す著者として一躍話題になりました。
以前、この新聞でも「粗食のすすめ」は取り上げたことがありますが、こちらもとても参考になる本です。
色々な著作の中で、幕内さんが一貫して述べていることは日本人の食生活の基本は
① ご飯
② お味噌汁
③ 漬物
④ お茶
これが基本だということです。今の日本で問題になっている食生活は、「ご飯を食べない」ということ。幕内さんの病院に来る乳がん患者さんのほとんどが朝、昼、晩たった1杯のご飯すら食べていなかった人ばかりだそうです。特に若い女性は、ご飯ではなく、パン、パスタ、お菓子でお腹をいっぱいにすることが多く、それはとても問題だ、と書いていらっしゃいます。とにかくご飯を食べること。そしてみそ汁を飲み、できればきちんと発酵した味噌を選ぶこと。そして野菜は季節の物を食べ、フライパンをできればあまり使わない調理法を選ぶこと。そして、野菜も魚もなるべく丸ごと食べる、ということを頭に入れておくこと。もちろん、よく噛んで食事をすることの大切さも書かれていますが、感心させられたのは、「自分自身を高めるという気持ちで食事をすることが大切だ」という一文です。自分自身の健康のために、感謝の気持ちを持って食べることが必要なのですね。