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9月の歯科豆知識とテーマは「虫歯の詰め物」です。
今回は「コンポジットレジン充填」についてもう少し詳しくご説明致します。
診療をしていると、天然歯の健康美を大事にしたい方が近頃増えているな、と感じます。患者さんも「できるだけ削らない治療を」「白く自然に見える治療を」と積極的に要望される時代になりました。そんな中、アマルガムという長い歴史を持つ金属が、水銀が入っているという理由で2006年に生産が終了しました。それに替わる修復材として、コンポジットレジンというプラスチックとセラミックからできた白い歯科材料を用いた充填法が普及したのです。
従来のアマルガムと違うのは、削る量が少なくて済むので、その分痛みも少なく治療の跡が目立ちません。従来の歯の詰め物は、確実に機能させるという究極の目的のために、その詰め物を取れにくい形につくり、歯をそれに合う形に削ってはめ込む必要がありました。コンポジットレジンは接着剤を使用することで歯と詰め物がしっかり接着してくれるので、あまり削らないで済むのです。あまり削らないので痛みは軽減され、目立たない色で修復できます。
しかし、あまり大きな虫歯には、やはり金属の詰め物や被せものが必要となります。小さい歯科治療をご希望なら、やはり定期的に、早めに歯科医院を受信してください。