「お口の中の銀歯って
カラダに悪いの?」
という質問を
いただきまして、
こちらのテーマで
今月はお伝えしています。
前回は、1970年代には銀歯の材料としてアマルガム
(水銀が50%入った合金)が使われていた、ということをお伝えしました。
今回は、それ以降も広く使われている銀歯、銀パラジウムについてお伝えしていきます。
保険がきく歯科金属の代表として銀パラジウム(合金)は使われてきましたが、
実は、約50%の人に金属アレルギーが発生するということがわかっています。
ドイツでは、幼児や妊婦さんにパラジウムを含む合金を使用してはいけない、と定められています。
日本では、まだ現在も使われていますが。もともとカラダには悪いことがわかっていたのですが、
戦後の日本ではこれを用いるしかなかったのです。
モノ不足の時代でしたので、歯科金属としてとりあえずパラジウム合金を使用し
後々、国に力がついたら上質なものに変えていこう、とされていました。
が、そのままになり気づけば時間が経過したのですね。
「国が、保険でできる歯科金属と認めているのだから、そう悪いものではないだろう」と思っていた人も多いでしょうが、
残念ながらカラダに良いものではありません。
手足から全身の原因不明の湿疹やカラダが痒くて夜よく眠れない、という方が
銀歯をとりのぞきカラダに優しい材料で治療しなおすことで劇的に改善した、という例はたくさんあります。
気になる方は、次回来られた時にでも担当スタッフにお声かけくださいね。