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ブログBLOG

「むし歯」の進行度が5段階あるって知っていましたか?

千葉市緑区、土気駅徒歩5分のかつらやま歯科医院、院長の葛山賢司です。当院は「できる限り削らない」「できる限り神経を残す」治療を行い、生涯ご自身の歯で噛むことができる、健康で笑顔の美しい生活をサポートすることをポリシーにしています。このブログは3分で読めます。

・歯の構造について

 

まずは、虫歯治療についてお話しする前に、歯の簡単な構造を説明します。

歯の構造

歯の構造


・エナメル質

→歯の一番外側は、エナメル質という硬い組織で覆われています。歯が白くて硬いのは、このエナメル質があるからです。また、エナメル質は人体で最も硬い組織でもあります。エナメル質が虫歯になっても痛みは感じません。

 

・象牙質
→エナメル質の内側には、象牙質があります。象牙質は、エナメル質よりも柔らかく歯のほとんどを占めている大きな組織です。象牙質が虫歯になると痛みを感じます。

・神経

→象牙質の内側には、神経が通っていて痛みを感じる組織です。神経は歯に栄養を届けたり象牙質を作ったりと、重要な役割をしています。


むし歯の進行段階と治療方法

むし歯の進行段階は、CO~C4と5段階で表されます。

むし歯の進行段階

むし歯の進行段階


 


・CO:初期の虫歯

CO:初期の段階

CO:初期の段階


 


→COは、歯の見た目に変化はほとんどなく、黒くなっていません。しかし、虫歯が進むかもしれない、虫歯の初期状態にあります。COでは、虫歯の細菌が出している酸によって、脱灰が進んでいる状態です。

脱灰の進行を止めるには再石灰化が重要です。唾液やフッ素には、再石灰化の効果があります。普段から唾液をよく出し、フッ素入りの歯磨き粉やホームジェルなどを使って、お口の健康を守りましょう。

・C1:エナメル質が虫歯

C1 :エナメル質がむし歯

C1 :エナメル質がむし歯


 



→C1は、エナメル質が虫歯になってしまった状態です。痛みはほとんど感じないため、治療中も麻酔が使われることはほとんどありません。COと違い、C1は見た目も黒っぽくなるため、虫歯に気が付く人も出てきます。

C1の状態ですと、虫歯になってしまった部分を削って詰め物をする治療になります。

・C2:象牙質が虫歯

C2:象牙質が虫歯

・C2:象牙質が虫歯


 


→C2は、象牙質まで虫歯が進行してしまった状態です。冷たいものを食べると歯がしみ始めます。自覚症状が出てくるため、虫歯に気づく人も多くなってきます。

この状態ですと、虫歯になった部分を削って取り除き、詰め物をする治療になります。

・C3:神経まで到達

C3:神経まで到達

C3:神経まで到達


 


→C3は、虫歯が進行していき、象牙質を突破し、神経まで虫歯が進行してしまった状態です。非常に強い痛みが1日中おさまらないこともあります。

この状態ですと、神経を抜き、被せ物をする必要があります。そのため、C1、C2、C3とは治療方法に大きな違いがあります。また、神経を抜いてしまいますと、その歯自体がもろくなりやすくなってしまうため早めの虫歯予防・治療が必要です。

・C4:歯が残らない

C4:歯が残らない

C4:歯が残らない

 


→歯の根の部分まで虫歯になっている状態です。この状態で放置しておくと、歯肉や他の歯にまで悪影響をあたえてしまう場合もあります。そのため、虫歯の最終治療である抜歯をすることになります。

抜歯をすると、義歯、ブリッジ、インプラントなどの治療が必要になります。ご自身の大切な歯を守るためにも、歯科医院で定期健診などをお受けいただき、一緒にお口の健康を守りましょう!!

歯についてお悩みの方は千葉市緑区、土気駅徒歩5分、かつらやま歯科医院までご相談ください。
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