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ブログBLOG

「詰めて治せる虫歯」と「根の治療が必要な虫歯」その違いをご存じでしょうか?

千葉市緑区、土気駅徒歩5分のかつらやま歯科医院、歯科医師の成田です。当院は「できる限り削らない」「できる限り神経を残す」治療を行い、生涯ご自身の歯で噛むことができる、健康で笑顔の美しい生活をサポートすることをポリシーにしています。このブログは5分で読めます。


歯科治療でよくあるお悩み、ご不満の声とは?

 

突然ですが…

*「大したことない虫歯だと思っていたのに、たくさん削られて型を取られた…
*「神経取らなきゃいけないの?全く痛みないんだけど…?」
*「なんで抜歯するの!?被せて治してもらうつもりだったのに!」
*「経過を見ましょうって言われたけど本当に大丈夫?なんか色が変わってるけど…」


このように、自分が思っていたのと違う治療をされたご経験はありませんか?そのような方はぜひこのブログをお読みください。

かつらやま歯科医院は、You tubeチャンネルでも歯と全身の健康に関するお役立ち情報を配信しています。ぜひこのブログと併せてご覧ください。
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虫歯の進行具合はこれで完璧に分かる!


 虫歯には進行度による分類があり、それによって適応する治療法が変わってくるのです。
 「自分が思っていたよりも大袈裟な治療をされた」というような場合、ご自身が気付かぬ間にその治療法を適応できる段階よりも重度に進行しているというようなことがあるかもしれません。

今回は虫歯の分類と治療法、およびなぜその治療法なのかについてご説明いたします。







①C0(要観察)
 虫歯の最初期の段階で、エナメル質の表層が白濁して見えます。このまま放置して進行してしまうと治療が必要となってしまいますが、丁寧な歯磨きとフッ素を適応することで進行を食い止めることが可能であり、場合によっては元来の透明感のある状態に戻ることもあります(再石灰化)。


②C1(エナメル質に浸食)
 歯の表面が脱灰してザラザラしていたり、表面や溝が茶色っぽくなっていたりする状態です。この段階では見た目以外の自覚症状はほとんどありませんが、後述するC2に進行してしまうと痛みを伴う場合があるため、治療が必要と判断された場合はこの段階で虫歯を除去して詰めてしまうのが望ましいです。

歯全体のごく一部分だけ虫歯になっている場合が多く、その際は詰める材料にコンポジットレジンと呼ばれる樹脂を使用します。C0からC1までの虫歯はレントゲン写真に写らない場合が多く、画像診断はほぼ不可能です。

当院ではダイアグノデント(ジーシー社製)という機器を使用して進行度を数値化し、治療の要不要をより精密に診断しています。

ダイアグノデント(ジーシー社)


③C2(象牙質まで進行)
 冷たいものや甘いものがしみる等の症状を自覚したり、歯が欠けたり穴が開いたりして虫歯に気付く方が多くなってきます。また、先述のC0、C1とは異なりレントゲン写真にはっきりと黒い影のように写るため、自覚症状がない場合でも画像診断が可能です。

C2もC1同様詰める治療の適応となりますが、コンポジットレジンだけでなく、虫歯の範囲や部位に応じてインレー、アンレーといった詰め物やクラウンと呼ばれる被せ物が適応される場合があります。


④C3(神経に到達)
 虫歯が更に深く進行してしまい、神経のところに直接穴が開いてしまっている状態です。

飲食物の温度刺激や噛んだ時の圧力で直接神経が刺激され、何もしていない時にもズキズキとした強い痛みを伴います。この段階まで進行した虫歯の痛みを我慢しているうちにおさまってしまい、それを「虫歯が治った!」と勘違いしてしまう方が極稀にいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。

痛みを感じなくなってしまったのは神経が壊死してしまったためであり、痛みが出ている段階よりも重症になってしまっているのです。
この段階まで進行した虫歯はただ詰めるだけの治療ではなく、痛みを取り除くために神経を取る根の治療をし、再び根の中を伝って細菌感染を起こさないよう薬を詰める処置が必要となります。

C3の大半は歯の大部分が虫歯で崩れてなくなってしまっているため、最終的にはコアと呼ばれる土台を入れてクラウンで被せることが多いです。



⑤C4(残根)
 最も重度に虫歯が進行し、根の治療をしてもコアで土台を立てられるほどの十分な歯質が残っていない状態をC4と呼びます。土台が立たなければ被せる治療も不可能であり、このように極めて状態の悪い歯を残しておくとそこが感染源となってしまうため、隣の健全な歯を守るために抜歯をします。


極稀に、虫歯が進んで状態が悪いことはわかっていても

「根の治療をしなきゃいけないなら治療を受けたくない」
「状態が悪いのはわかったけどどうしても抜歯したくない」

という方もいらっしゃいます。

しかし、たった1本の虫歯に巻き込まれて両隣の歯を共倒れにしてしまっては本末転倒です。
1本でも多く健康な歯を残すため、虫歯の進行度によってはこういった治療法を取らざるを得ないということはどうかご理解いただければと思います。



歯についてお悩みの方は千葉市緑区、土気駅徒歩5分、かつらやま歯科医院までご相談ください。特に「根の治療」「小児歯科」「予防歯科」に力を入れ、できる限り「痛みの少ない」「削らない」「歯を残す」治療を目指しています。またお母様の治療中、お子様をお預かりする託児サービス「キッズサービス」もございます。初診のお申し込みは以下のWEB予約から:https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=995

文責)院長 葛山 賢司

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