以前のブログでは虫歯の進行度とそれに応じた治療法についてご説明していますので、併せて御覧ください。
今回はそのうちのC3、C4についてご説明します。
「根の治療が必要な状態」とは
そもそもC3、C4とは「虫歯が進行して歯の神経が露出している状態」(=露髄)を指し、とりわけ重度に崩壊してしまい被せて治せない、すなわち抜歯以外の手立てがない状態をC4と呼びます。歯の根の中には神経が通っている管状の空間(根管)があり、露髄を放置してしまうと根管が感染経路となってしまい歯周組織の崩壊を招きます。
根管治療ってなんのためにやるの?
①根管内を消毒し細菌数を減らす
②根管を封鎖し感染経路を閉ざす
これら2つの処置を行うことで根尖部の細菌の増殖を抑制する治療のことを根管治療と言います。
病巣が隣の歯まで波及してしまうとそれらの歯まで抜歯の危険性にさらされてしまいますが、適切な根管治療を行うことでそれを予防することが可能です。
すなわち、虫歯で崩壊した歯そのものを残すことだけでなく、その隣の歯を守ることこそ根管治療の最大の目的なのです。
自覚症状がないのに根の治療を提案されたというようなことがあれば、それ自体を後ろ向きに捉えることなくその歯や両隣の歯を長く保たせるための絶好の機会だと思っていただけると幸いです。
歯についてお悩みの方は千葉市緑区、土気駅徒歩5分、かつらやま歯科医院までご相談ください。特に「根の治療」「小児歯科」「予防歯科」に力を入れ、できる限り「痛みの少ない」「削らない」「歯を残す」治療を目指しています。またお母様の治療中、お子様をお預かりする託児サービス「キッズサービス」もございます。初診のお申し込みは以下のWEB予約から:https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=995
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