歯科医院で行うお子様お預かり託児サービス:キッズサービス】
千葉市緑区あすみが丘にある歯科医院、かつらやま歯科医院、事務長の葛山祐子です。
当院では「キッズサービス」と称して、お母様の治療中、お子様をお預かりする託児サービスを行っています。今年で丸6年目を迎えました。元々は、私が保育士の資格を取り始めました。現在は、保育士の方2名に交代で行ってもらっています。
お預かりするお子様はゼロ歳児から可能です。お預かりするスペースも以前に比べて広くなり、オモチャや絵本などもそろっていますので、お子様は楽しく遊んでくれます。シルバニアのお家や、トミカの車もありますよ!
これから暑くなります。安全面だけでなく衛生面にも留意して、清潔な環境づくりを心がけています。これからの時期は汗拭きタオル、着替え、水分補給の飲み物などご用意いただけると安心です。また、お子様の道路への飛び出しに注意してください。キッズルームを出ますとすぐ道路になっています。車などに注意し、気を付けてお帰り下さい。
キッズサービスは、毎週月・火・水の午前中診療時間内(9時~12時)に行っています。場所は南側駐車場敷地内の黄色いプレハブ内で行っていますので、直接お越しいただき、またお迎えもプレハブにお越しください。これからも楽しく、安全にキッズサービスを行いますので、ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
口腔内の健康から全身の健康へ!口を閉じて病気を予防する】
現在口呼吸の人が増えているといわれています。人間は本来鼻から息を吸って、口から吐きますが、口呼吸の人は、口から息を吸って口から吐くのです。口呼吸の人は、細菌などが直接口腔内に侵入しやすく、色々な病気を引き起こしやすいといわれています。口呼吸に関する病気や症状というと、アレルギー性疾患、膠原病(関節リウマチ)、うつ病・パニック障害、全身倦怠、腸疾患(胃炎、潰瘍性大腸炎、便秘)、虫歯・歯周病・口臭などがあげられます。
皆様は車を掃除するときどこから洗いますか?車の上の部分から洗いますよね?下を先に洗うと、後で上の汚れが落ちてきて二度手間ですものね。人間の体もこれと同じだといわれています。体は下から、肛門、大腸、小腸、胃、食道、口の順に1本の管でつながっています。では、腸の病気を予防するためには、まずどこをきれいにする必要があるでしょう。そうです、車と同じで上からきれいにすると考えると「口」ですね。この考え方は”上流の医療”と呼ばれています。川に例えて、下流をよくするためには上流から考え、きれいにしていかなければならないからです。
ここでもう一度、口呼吸の話に戻り、鼻呼吸と口呼吸の違いをお伝えします。口呼吸は、乾いた冷たい空気が直接肺に入ってしまいます。口の中には鼻と違ってフィルターの役割をする物がないからです。では、鼻呼吸は、線毛や粘液で異物をろ過してくれます。そしてさらに鼻の奥にある扁桃リンパ組織がさらに異物を防御してくれます。しかも空気が鼻を通ることで温められ、加湿され、その空気が肺に入るので、除菌された上に加湿されているので、口呼吸に比べると安全です。実際、口呼吸の方は鼻呼吸の方に比べるとインフルエンザなどにかかりにくいといわれています。
では、どうして口呼吸になってしまうかというと、舌や口の周りの筋肉が引き締まっていないので、舌が下がり、口を開けやすくなってしまうのです。ですから、下谷口の周りの筋肉を引き締める必要があり、それに役立つのが「あ・い・う・べ体操」なのです。
医院待合室にも「あ・い・う・べ体操」の雑誌があるのでお読みいただきたいのですが、「あ・い・う・べ体操」で効果を出す方法はとにかく大げさなぐらい口を開き、舌を出すことです。こうすることで口の周りや舌に筋肉がつき、口を開けにくくなります。
「あ・い・う・べ体操」のその他の効果としては、寝ているときに口を閉じることでいびきが減るということや、高齢の方は食べ物の呑み込みがよくなり、むせることが減ります。食べ物の呑み込みがよくなるということは、誤嚥性肺炎が減ることにつながり、高齢者にとってはとても重要な意味を持ちます。この他にも、二重あごも解消されますし、顔の筋肉が引き締まり、小顔になる効果もあります。
今年の春ごろから当院のスタッフも朝礼の時に「あ・い・う・べ体操」を行っています。最初は大げさにくちを動かすのが恥ずかしかったのですが、今ではすっかり慣れ恥ずかしさも忘れて口を大きく開いて体操をしています。効果の出たスタッフがいればまたご報告いたします。ぜひ「あ・い・う・べ体操」行ってみてくださいね!