千葉市緑区、土気駅徒歩5分のかつらやま歯科医院、事務長の葛山 祐子です。
当院は「できる限り削らない」「できる限り神経を残す」治療を行い、生涯ご自身の歯で噛むことができる、健康で笑顔の美しい生活をサポートすることをポリシーにしています。このブログは3分で読めます。
「妊娠してから歯ぐきが腫れやすくなりました。赤く膨らんで、歯磨きすると出血します。」当院では、千葉市の妊婦健診を行っています。妊婦さんなら誰でも受けることが出来ますし、しかも無料です。ぜひご妊娠したら、体調の良い時に受けていただきたいと思います。
今日のテーマは
★「妊婦さんは歯周病になりやすい!」
をテーマに、妊婦さんと歯周病の関係についてお話いたします。当院に妊婦健診でお越しいただいた方のお悩みとして最も多いのが、「妊娠してから歯ぐきが腫れやすくなった。歯ブラシをする時出血する」ということです。そのような方のお口を拝見すると、確かに歯ぐきが腫れていて、プラークや歯石もついています。
なぜ妊婦さんは歯周病になりやすい?!
妊娠すると、妊婦さんの体は変化します。子宮やおっぱいが大きくなり、つわりも始まります。これは胎児が元気に育つように体を大きく変化させる女性ホルモンのなせる業なのです。
ここで覚えておいていただきたいことは、歯周病菌の仲間にはこのホルモンを栄養源とする者がいて、女性ホルモンが豊富な妊婦さんの歯ぐきが大好きなのです。妊婦さんの歯ぐきの中で盛んに増殖し、活発に活動します。
そのため妊娠中は、普段歯ぐきが腫れない人も歯周病の初期症状「歯肉炎」になりやすく、歯周病(歯周炎)の方は症状が進行しやすいのです。
★歯周病はどうやって進行する?
日本人の8割が罹っているとされる歯周病。まだ若い妊婦さんは自分に関係ない、と思っていませんか?実は歯周病はいきなり進行しません。静かに、気づかないうちに進行してしまうので「サイレントキラー」とも呼ばれています。歯周病の進行は大きく次の3つに分かれます。
①歯肉炎:歯周病菌が悪さをして腫れています。この段階では歯ぐきが腫れているだけ。歯を支える骨はまだ破壊されていません。プラーク(歯垢)と歯石をキレイに取れば、1~2週間で腫れが引き、元通りになることが多いです。
②軽度歯周炎:歯周病菌が悪さをして、歯を支えている骨が破壊され始めています。失われてしまった骨は、治療してもなかなか元通りには治りませんが、プラークと歯石をキレイに取り除けば炎症を止めることができ、大掛かりな治療は必要ありません。ただ、この状態で治療せずに、出産後も数年ほおっておくと、次の段階に進んでしまいます。
③中等度歯周炎:骨の破壊が進行しています。体調によっては歯ぐきが腫れて痛み、歯を支える骨が減ったため、歯ぐきがやせて歯が長く見え始めることも。
このままにしておくと、歯がぐらぐらし始め、最後には抜けてしまうこともあります。治療するには、歯ぐきの手術など、専門的な歯周病の治療が必要になることもあります。
★定期的に歯医者さんへ行きましょう
このように、歯周病も初期ならまだ治せますが、中度、重度になると治療が大変になります。妊娠中、出産後はお母様もとても忙しく、自分の通院はつい後回しになりがちで、症状を悪化させてしまいがちです。
そんな時でも、かつらやま歯科医院なら「無料託児」お母様の治療中に、無料でお子様を預かる「キッズサービス」がありますので、安心して通院していただけます。ぜひ、妊娠中から定期的に歯医者さんへ行きましょう!
歯についてお悩みの方は千葉市緑区、土気駅徒歩5分、かつらやま歯科医院までご相談ください。特に「根の治療」「小児歯科」「予防歯科」に力を入れ、できる限り「痛みの少ない」「削らない」「歯を残す」治療を目指しています。またお母様の治療中、お子様をお預かりする託児サービス「キッズサービス」もございます。初診のお申し込みは以下のWEB予約から:https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=995
文責)院長 葛山 賢司
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