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ブログBLOG

歯周病と乳がんの関係~アメリカ歯周病学会からの報告~

歯肉炎、あるいは歯周病は、増大する心臓病のリスクとの密接な関係がこれまで指摘されてきました。ここ最近、権威あるスェーデンのカロリンスカ医科大学で発表された研究によると、「乳がんの危険性が、慢性の歯周病によって増大するかもしれない」ということがわかったそうです。

この調査研究では、1985年から2001年にかけて30代から40代の女性3273人を対象に、歯周病と乳がんの関係を調べたもので、その結果、慢性の歯周病を患っている人、もしくは、歯周病の影響で、1本以上の歯を失っている人は、そうでない女性に比べると、乳がんと診断される割合が2倍以上もあったと結論付けられています。歯周病が乳がんの危険性を増大させる正確なメカニズムはまだ解明されていませんが、にもかかわらず、ある種のがんが慢性の歯周病患者の間で以前より多くみられるようになった、ということが言われ始めています。

 歯周病と心臓病、糖尿病、早産などの関係は以前から指摘されていましたが、ここにきてがんとの関係まで・・・。「歯周病かもしれない」と思い当たることがあれば、やはり早めに歯科医院を受診して下さい。