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ブログBLOG

トイレで文化を育む

 

こんにちは!
かつらやま歯科医院、葛山祐子です(*^_^*)

さて、今日の内容ですが、「スタッフトイレ」と題してお送りしようと思っています。
私たち「かつらやま歯科医院」では、スタッフトイレは「医院の文化を育む場」と位置付けています。

「トイレで『文化』?!」と思われますよね(苦笑)約1年前までは、私たちのスタッフトイレは、全く誇れるものではありませんでした。というより、誰も掃除しない!汚い~、できるならさっさと用を済ませて出たい、という場だったのです。

当院には、スタッフ用のトイレは1つしかありません。ですから、スタッフ全員そのトイレを使用しなければならないのです。

そんなトイレに転機が訪れたのが、今から約1年前の事でした。私と当院のマネージャーが、ある経営セミナーに参加してから少しずつ医院のトイレが変わり始めたのです。

まず、セミナーの課題として、「数字を報告する」という課題が出ました。私とマネージャーで頭をひねらせ、全スタッフへ数字を報告するにはホワイトボードへ記入して、それをトイレに掲示しよう、ということにしました。こうしてスタッフトイレに「医院の毎日の数字報告ボード」が飾られました。トイレへの掲示第1号です。

でも、誰も掃除しないトイレに、ただ医院の数字だけが飾られていても、「この医院が重要視していることは数字だけか!」とスタッフに思われてしまいますよね。私もマネージャーもそれを避けたかったので、ちょうど同時期に課題で出ていた「スタッフの良いところを報告する」ということも、同じようにボードに書いてトイレに掲示することを思いつきました。こうして数字ももちろん大事だけれど、同じぐらい大事なことが、スタッフがお互いの良いところを認め、讃え合うことが同じぐらい大事なんだよ、ということをスタッフに伝えたかったのです。

それから約1年の月日が流れ、今もトイレには「毎日の数字報告ボード」と「スタッフの良いところボード」が掲示されています。そしてこの1年の間に、他にも色々な変化がトイレにありました。

「スタッフの良いところボード」にスタッフの良いところを書くのは、当初は私とマネージャーだけでした。でも、今では全てのスタッフがお互いに書いてくれています。(ボードいっぱいです)

それ以外にも「かつらやま歯科医院のこれまでの歩み」と題したリーフレットが掲示され、誰でもが当院の歩みを振り返ることができます。また、当院へ片道2時間半かけて、いつも定期健診に通ってくださる、当院の大ファンの患者さんとマネージャーとのインタビュー記事も掲示され、誰でもが「こういう患者さんこそが私たちの宝物なんだ」と感じることができます。そして、鏡の横には「身だしなみチェックシート」が掲示され、誰でもが鏡を見るたびに「プロとして身だしなみを整えること」を思い出します。

そして、トイレに座った時の目の高さに合わせて「月刊朝礼」が掲示され、誰でもが1日1話読むことができ、視野を広げ、心を整えることができます。その横には「院長の良いところ見つけた!」ボードが掲示され、日々更新される知られざる院長の陰の努力、素顔に触れることができ、それを患者さんに伝えることができます。

そして、今ではトイレのお掃除当番表を作り、みんなで毎日交代で掃除するようになりました。

私たちは、スタッフ全員が利用するスタッフトイレを少しずつ変えていくことで、スタッフ全員の心も変えてきた気がします。スタッフ全員の心が少しずつ同じ方向を向いてきたような気がします。こうして私たちは、数字もそして人の心も大切にするという「医院の文化」を育んできたのです。

これからも、トイレを磨き、そして、かつらやま歯科医院もみんなの取り組みで、磨き続けていきます。