こんにちは、千葉市緑区あすみが丘のかつらやま歯科医院、院長の葛山賢司です。当院はその方にぴったりと合った入れ歯を作ることを得意としていますが、もちろん今まで使用していた入れ歯が合わなくなった場合の修理も行っています。
「使い続けて10年余り、ずっと具合が良かったが、近ごろ外れやすくなった。」というご相談を先日、患者さんからお受けしました。もともとはぴったりと合っていた入れ歯、合わなくなった主な原因は、恐らく10年余りの間にあごの骨が痩せたことでしょう。また、年齢と共にだ液が減ったり、上手く噛めないために口の周りの筋肉が痩せてしまったことも影響しているかもしれません。
実は入れ歯を入れている方、気づいていない方も多いのですが、例外なく自然にあごの骨はじわじわと痩せていきます。自分の歯と違い、入れ歯は噛む刺激が伝わらないので、あごの骨が痩せてしまうのです。骨が痩せると入れ歯と歯茎の間に隙間ができ、年齢と共にだ液が減ってお口が渇きがちだったり、口の周りの筋肉も痩せてしまうと、入れ歯はますますくっついて離れなくなります。
当院では、患者さんのお話を出来る限り詳しくお聞きしたいと思っています。患者さんのお話の中には、今抱えておられる問題の原因を解くための、重要なカギが隠されているからです。入れ歯の悩みは、お口や入れ歯の変化によって起こってきているものがほとんどです。そのため、これまでの経緯について詳しく聞けば聞くほど、解決法が分かってくるのです。
さて、合わなくなった入れ歯ですが、新しく作る方法と、入れ歯に裏打ちして修理する方法がありますが、体力がありまだまだ元気なら、できれば新しく作ることをお勧めします。ただし、新たな入れ歯を作り、それに慣れるまではそれ相応の気合と根気が必要です。しかも新しく作るとなると、最低でも2か月はかかるでしょう。
「新しい入れ歯を作るのはしんどい」という方には、次善の策として、入れ歯にレジン(歯科用プラスチック)を盛るなどして裏打ちして修理する方法があります。もとはあっていた入れ歯ですので、ある程度の改善は可能だと思います。
快適な入れ歯で、快適にお食事していただくことは、全身の健康維持のためにもとても重要です。ぜひ、合わない入れ歯をそのままほおっておくのではなく、かつらやま歯科医院へお越しいただきたいと思います。皆様が快適にお食事して、健康で笑顔の美しい背活を送れるよう、全力を尽くします!