ようこそ、千葉市緑区あすみが丘のかつらやま歯科医院へ!
今回は、院内感染対策についてお話いたします。
歯科医院の衛生管理へ世間の注目が集まっている
~歯を削る機器を7割の歯科医院が滅菌せずに使いまわしている~
歯科医院の衛生管理への世間の目が、ここ数年厳しさを増しています。昨年、そして今年と二年続けて、読売新聞に「歯科医院の衛生管理は大丈夫か?」という内容の記事が出ました。まず、それをここでご紹介いたします。
読売新聞 2014年 5月
「歯を削るタービンなどの医療機器を滅菌処理せずに、ただアルコールなどで拭くだけで、患者間で使いまわしている歯科医療機関が全国の約7割に上る可能性があることがわかった。機器を介してウィルスや最近に感染する恐れがあり、研究チームは、患者ごとに清潔な機器と交換するよう呼びかけている。」
その他記事
「歯科医療機関で歯を削る医療機器が滅菌せずに使い回されている問題で、厚生労働省は、滅菌を求める日本歯科医学会の指針を徹底するよう日本歯科医師会に近く通知することを決めた」
水の汚染問題
「水の中に細菌が繁殖し、治療の際にその細菌が患者の体内に入ることが懸念される。厚生労働省は、チェアーの中に溜まった水を排出するか、水の中に消毒薬を注入するなどして、歯科の水に対する細菌対策をするよう呼びかけている」
(読売新聞 2015年 8月27日)
いかがでしたでしょうか?このように、新聞やテレビに取り上げられるなどして、歯科医療の院内感染対策に対する世間の目が厳しくなっています。
しかしながら、タービンの問題にしても水の問題にしても、それに対して本格的に取り組んでいる歯科医院はまだまだ少ないのが現状です。改革を妨げている一番の問題は費用がかかるということです。タービンの本数を増やす、最新の滅菌設備を整える、残留水を排出する、消毒液を注入するなどいずれも多くの費用がかかります。その点で、多くの歯科医院が躊躇するのです。
当院では、これらの問題をかなり前から重要視し、対策を講じてきました。その対策を「豆知識」の中でもご説明したいと思います。
私たちが目指すべき医院は、
世界標準の院内感染対策を施している医院
スタッフ自らが治療を受けたいと思う医院
です。私たちは治療を行う上で「衛生的な環境」が最も重要と考えます。そこがきちんとしていないと、治療によって口腔内と全身の健康に良い影響を及ぼすはずの歯科医院が、かえって、治療という名の「害悪」をもたらすことになりかねないからです。
自分たちが最も重要と考える院内感染対策に終わりはありません。日進月歩の歯科医療において、院内感染対策も常に進化し、レベルアップすることが必要だからです。
千葉市 緑区 あすみが丘 かつらやま歯科医院
院内感染対策